折坂悠太、崎山蒼志、須田景凪……2019年に飛躍が期待できる男性SSW

Ghost like girlfriend『WINDNESS』

 1994生まれのシンガーソングライター、岡林健勝によるソロプロジェクト・Ghost like girlfriend。2017年5月に発表された1stミニアルバム『WEAKNESS』の収録曲「fallin’」がSNS、サブスクを中心に話題となった彼は、2018年7月に発売された2ndミニアルバム『WITNESS』、2019年1月にリリースされる『WINDNESS』によって最初の三部作を完結させる。エレクトロ、シティポップ、ロック、ヒップホップなどを自在に組み合わせた音楽性、心地よいメロウネスと鋭利なフロウを行き来するボーカル、未来に対する期待と不安を映像的に描いた歌詞。早耳の洋楽ファンから一般的なJ-POPユーザーまでを魅了する間口の広さを感じさせる、2019年もっとも期待すべきアーティストのひとりだ。

Ghost like girlfriend - fallin'
DedachiKenta『This is how I feel / Memories』

 ロサンゼルス在住の19歳のシンガーソングライター、DedachiKenta。透明感と生々しいエモーションを兼ね備えたボーカルによって、すでに多くの音楽ファンの心を惹きつけている彼は、2018年12月にオフィスオーガスタのレーベル<newborder recordings>の第一弾アーティストとして、両A面7インチアナログ盤『This is how I feel / Memories』(DL配信も同時にスタート/サブスクでは11月21日より先行配信)をリリース。生楽器の響きを活かしたオーガニックなミディアムチューン「This is how I feel」。ノイズ混じりのラジオの音に導かれたソウルフルなナンバー「Memories」からは、R&B、ゴスペル、ファンクなどを融合した彼の豊かな音楽性が伝わってくるはず。海外での活動にも大いに期待したい。

DedachiKenta / This is how I feel

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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