豊田萌絵が振り返る、2018年のアイドルシーン 「生駒ちゃんは乃木坂の最初期を支えた功労者」

豊田萌絵が振り返る、今年のアイドルシーン

小学生の時に矢沢永吉さんの『成りあがり』を買いました

ーーそもそも正統派な1980年代のアイドルが元々は好きなんですよね?

豊田:はい。正統派でいうと松田聖子さんや石野真子さんが好きです。

ーーどういうきっかけで1980年代のアイドルにハマったんですか?

豊田:元々は小2くらいの時にテレビで観た舘ひろしさんが好きになったのがきっかけです。そこからクールスを知って、クールスからキャロルを知って……。まずは男性タレントから好きになったんですよ。基本的に誰かを好きになったら、ルーツ含めその人のすべてを知りたくなるタチで。小学生の時に書店で矢沢永吉さんの『成りあがり』を買いました。80年代の歌番組などを色々見ているうちに女性アイドルにも広がっていった感じですね。リアルタイムではモー娘。さん(モーニング娘。)やミニモニさんが流行ってたので、CDを買ってました。

ーーライブには行くタイプですか?

豊田:上京してからは行くようになりましたね。握手券が取れる時には握手会も行ってますが、基本的には接触イベントよりもライブの方が好きです。フェスとかよりも単独ライブ派。今は乃木坂、欅坂の現場に一番行ってます。インディーズ系はあまり現場には行かないですね。

ーー握手会とかで、乃木坂や欅坂のメンバーは豊田さんのことを認知していてるんですか?

豊田:いや全く知られていないと思います。名乗った事もないですし。握手って一瞬で終わるから、ライブとかの感想を伝えるだけで終わります。でも、文化放送さんのエレベーターですれ違ったりはしますね。そこは名乗り出たりはしないで自重してます。共演もまだですね。

ーー共演したいですか?

豊田:どっちかな~。したい気持ちと、したくない気持ちと半々ですね。ファンでいたいっていうのがあるので、仕事を一緒にしちゃうと共演者のカテゴリに入っちゃうんですよ。プライベートでオタクの立場でいられるのが楽しいから、それは違うかなって。

齋藤飛鳥ちゃんは“尻尾だけ振ってる”みたいな感じが好き

ーー好きなアイドルが同じくらいの熱量でたくさんいるっていう感じですか?

豊田:そうですね。でも、今一番好きなのは乃木坂の齋藤飛鳥ちゃんです。

ーーどういうところが好きですか?

豊田:単純にビジュアルがめちゃめちゃ好みなんです。顔が好き。あと今まで見てきたアイドルちゃんとはまた違う面白さがあるって気づいて、好きになりました。キャピキャピしようとか、頑張ってアイドルをしようっていうことをしない方なんですね。初期だけ“苺ミルクが好きなキャラ”とかで頑張ってたんですけど。今はもう全然そんなことはしてなくて、等身大の自分をさらけ出してて。サバサバしてるように見えて、でも甘えんぼさんで、すごく真面目で。人に褒められると実はすごく嬉しくて、表情は変わってないけど、尻尾だけ振ってる、みたいな感じ。あと文才があるところ。ブログのタイトルがいつも変わってて面白いんですよ。自撮りの画像が頭だけだったり、ブレブレだったり、突っ込みどころがあるんですよね。そういう不思議なところもいいんです。

ーー推し変は良くする方ですか?

豊田:グループ内で推しを決めたら、推し変は絶対にしないです。

ーー好きなグループは常にどれくらいいるんですか?

豊田:10グループくらいですね。その中でも優先順位はあって、今は乃木坂、欅坂がトップです。

ーーライブに行く以外はどんなオタク活動をしていますか?

豊田:坂道系(乃木坂46、欅坂46、けやき坂46)のテレビ番組は絶対観逃さないように、名前検索で勝手に録画してくれるレコーダーを買って、グループごとに分けて登録してます。休みの日に全部観てますね。ソロやゲストで出たバラエティー番組とかも全部。公式でアップされたYouTube動画やネットのインタビューとか、公式からアナウンスされているものもすべて目を通してます。メンバーのブログも全部読んでるし、ファンクラブにも入っていて、モバイルメールも登録してます。齋藤飛鳥ちゃんはめっちゃ情報を書いてくれるんですよ。テレビや雑誌だけじゃなくて、誰々のインスタやTwitterに私の写真が載ってます、とかまで。

ーー全部チェックすると膨大な量ですよね。それだけで他のことをやる暇がなくなるくらい、労力が掛かるのでは?

豊田:休日だけじゃなく、家に帰ってから寝るまでの間にも消化してます。

ーー他に趣味はあるんですか?

豊田:ゲームも好きです。趣味はゲームとアイドルの二本柱ですね。

ーーどういうときにアイドルを観たくなりますか?

豊田:深夜ですね。寝る前とかに。よくライブのBlu-rayとかを1人鑑賞会しています。あと辛いことがあった時に観ますね。ぜんぶ忘れられるから。気の紛らわせ方って人によって違うとは思うんですけど、私にとってはそれがアイドルなんです。感情が浄化されていくというか。可愛いもの、憧れているものを見てると、感情をプラスに持っていってくれるんですよね。感動していつも最後には泣いちゃうんですけど(笑)。吉本坂46(以下、吉本坂)さんでもガチ泣きしました。「泣かせてくれよ」っていう曲のMVを観たんですけど、めちゃめちゃ良くて。

ーーメンバーはほぼ男性ですよね。男性アイドルも同じような視点で見られるんですか?

豊田:全然見られます! 人を惹き付ける力があればアイドルってビジュアルも年齢も関係ないんだなって、改めて吉本坂さんに気付かされました。

ーー吉本坂に推しはいるんですか?

豊田:推しを聞かれると難しいですけど(笑)。

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