乃木坂46 北野日奈子、休業明けから快進撃 アンダーセンターや写真集から選抜復帰への期待

 2期生としてグループに加入した北野は、白石麻衣や衛藤美彩といったお姉さんメンバーに可愛いがられ、同い年の生田絵梨花や同期の堀未央奈、先輩ではあるが年下の齋藤飛鳥からもその幼い仕草がいじられる存在。加入から5年が経ち、22歳という年齢からか封印しつつある特技の「がおー!」も北野のキャラを象徴したポーズだ。

 8thシングル「気づいたら片想い」で初選抜に入った北野は、15thシングル「裸足でSummer」、16thシングル「サヨナラの意味」、17thシングル「インフルエンサー」、19thシングル「いつかできるから今日できる」と5回選抜メンバーに選ばれている一方で、アンダーメンバーを牽引してきた一人でもある。斉藤優里、齋藤飛鳥、星野みなみ、井上小百合、堀未央奈……と現在の選抜メンバーの中にもアンダーセンターを経験し、次のステップに進んだメンバーは多くいる。北野は18thシングル『逃げ水』の際に、卒業生の中元日芽香とともに「アンダー」でダブルセンターを経験したことはあったが、最新シングル『帰り道は遠回りしたくなる』のアンダー曲「日常」で初の単独センターを務める。アンダーライブにおいてはそのシングルのセンターが中心になりライブを進行していくのが恒例であり、武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで開催される『アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~』では、川後陽菜の卒業ライブという一方で北野がメインを張る場面が多く見られるライブになるだろう。

 あどけない笑顔を見せる北野も、アンダー、2期生、乃木坂46と様々な立場から自覚、責任感を背負いメンバーを思ってきた一人。11月15日にオンエアされた『のぎおび⊿』で北野は、2期生の中で唯一センターを経験し、選抜常連である堀に「そのあとに続く私は、何が出来るだろうなぁと思った時に……未央奈に来る風から守り続けたいと思います。何があろうと絶対に未央奈も、2期生のことも守っていきたいなって思いますね」との言葉を送っていた。西野七瀬、若月佑美の卒業、4期生の加入により、これからの選抜フォーメーションは劇的に変化を見せていくだろう。今回のアンダーライブも、アンダーにおける新章を予感させるライブになるとともに、北野のアンダーセンターが選抜復帰への布石であることを願っている。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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