MAP6が語る、“世界制覇”への努力とグループ独自の強み「過去の自分たちを常に乗り越えていく」

MAP6、グループ独自の強み

「I’m ready~JP.ver~」はMAP6の新しい一面が見える曲

MAP6(맵식스) 「I'm ready ~JP.ver~」MV

ーー『I’m ready~JP.ver~』の制作の中で印象に残っているエピソードはありますか?

J.JUN:日本語って発音が難しいんです。韓国人にとってはほぼ全員同じだとは思うんですけど、「づ」と「つ」の発音が本当に難しいんです。J.VINがその発音が本当に苦手で、かなり苦労していました。あまりに難しかったので、J.VINは歌詞を変えたりしてクリアしました。韓国語の曲を日本語に書き直して録音したので、メロディは同じなんですけど、発音と言葉が違うので、それがとても難しかったです。

SUN:でも、「I’m ready~JP.ver~」は今までの日本語曲の中で、一番早く録音が終わった曲でしたね。

ーー韓国語と日本語だと、歌詞から受ける印象はだいぶ違いますか?

MINHYUK:違います。歌詞の意味も結構変わります。歌った時に自然になるようにするので。

ーー意味もわかった上で歌っているわけですよね? そういう時に「韓国語とは違うな~」と思いながら歌うこともあるわけですか?

MINHYUK:そうですね。

SUN:歌詞の中には韓国語で使わない表現もあるし。

ーー「I’m ready~JP.ver~」はインディーズ時代から歌っている曲ですが、グループにとってどんな曲ですか?

MINHYUK:「I’m ready~JP.ver~」は挑戦的な曲だと思いますね。これまでの曲と違って、カッコよくて大人っぽいことに挑戦した曲なんです。僕は一番好きな曲ですね。

SUN:自分たちがデビューしてからどんどん大人になっていく過程の中で、セクシーな表情が見える曲もやりたいと思ってたので、今回の「I’m ready~JP.ver~」は、そういう作品になったと思います。自分も大人の色気を意識して歌いました。

J.JUN:韓国ではシングルを4曲リリースしたのですが、どの曲も全部違うタイプの曲でした。その曲の中で「I’m ready~JP.ver~」は一番好きな曲ですね。MVを見てくれたらわかると思うんですけど、今までのMAP6の魅力や新しい一面がよく見える曲じゃないかなと思います。

J.VIN:MAP6の中で、一番いいものが揃った曲だと思います。セクシーなコンセプトも衣装もいいし。自分もメンバーのみんなのいろんな魅力を感じながら、イベントでパフォーマンスをしています。

SIGN:僕も今までの曲の中で「I’m ready~JP.ver~」が一番好きな曲ですね。韓国で活動する時には、曲も服もヘアメイクも変わりました。コンセプトが今までと全部変わったんです。

ーー「I’m ready~JP.ver~」はMAP6のいろんな魅力が詰まった曲なんですね。

J.JUN:MAP6には2016年に発表した「魅力発散TIME」という曲があるのですが、それがMAP6の魅力が詰まった曲だと以前は言っていたんです。今回の「I’m ready~JP.ver~」では、「魅力発散TIME」では見えなかった僕たちの魅力がさらに増えて、それを見せることが出来たんじゃないかなと、僕は思っています。

一番重要視しているのは、「5人が1人に見える」というところ

MAP6(맵식스) 「Vroom Vroom」ミュージックビデオ (1コーラスver.)

ーー「I’m ready~JP.ver~」以外にも「Vroom Vroom」など、MAP6の楽曲はダンスがとても特徴的ですが、ダンスパフォーマンスをする上で意識している点はありますか?

SUN:一番重要視しているのは、「5人が1人に見える」というところです。5人で踊っていながら1人に見えるようにシンクロダンスの練習もたくさんするし、音楽活動をする時やリリースイベントなどをする時も、本番中にちょっとでも違うところがあったら、すぐに修正したりしています。

ーーダンスの振り付けはメンバーで意見を出し合って作っているんですか?

J.JUN:ダンス担当のSUNが振り付けを作ってみんなに教えてくれたり、みんなで意見しあって作ったりと言った感じですね。でも、基本的にはSUNに任せています。

ーーSUNさんはどのように振り付けを考えているんですか?

SUN:タイトル曲のダンスは先生が振り付けをしてくれます。僕が考える時は、ファンの皆んなとも一緒に踊れるように、真似しやすいような振り付けにしています。

ーー自分の中で気に入っている振り付けの曲はありますか?

SUN:「フェアリー」の振り付けが自分が作った中で一番お気に入りですね。僕が初めて振り付けをした曲だから思い入れも深いですし、考える時も楽しかったです。

ーー1日何時間くらいダンスの練習はしているんですか?

SUN:日本に来る前は1日中練習することもありました。

J.JUN:日本ではイベントなどで練習の時間があまりとれていないのですが、韓国では1日14時間くらいしていました。

SUN:仕事がない時は、とにかく練習練習。

J.JUN:練習生の時は朝10時に事務所に行って、翌日の夜中の2時くらいに家に帰ったりしていましたね。タイトル曲が決まった瞬間から、ダンスの先生とずっと一緒に一日中練習です。ダンスを踊ったり、振り付けを習ったり、直したり……の繰り返しで。

ーーこういうハードな練習の中であのダンスのシンクロが生まれるんですね。

J.JUN:大変なんですよ(笑)。日本にいる間は、リリイベや仕事がない平日の合間に練習をしている感じですね。そんな最中でも新しい曲ができたらそのためにレコーディングしたり、新しいダンスの練習もしています。日本でいい時間を過ごしています(笑)。

自作曲をメンバーが歌ってくれた時、嬉しくて涙が出そうだった

ーー収録されている「I’ll be there」と「TIME」はリーダーのMINHYUKさんが作曲した恋愛の歌ですが、どういう気持ちで作られた曲ですか?

MINHYUK:「TIME」という曲は、ファンだけのために作った「ファンソング」なんです。2年前に作ったままだったんですが、日本のスタッフの方に聴いてもらって、今回のシングルに収録することが決まりました。「I’ll be there」は僕が初めて書いたアップテンポの曲で、個人的には意味がある曲なんです。僕は自分が書いたメロディと歌詞をメンバーたちが歌ってくれたら嬉しいな~ってずっと思っていたんですね。この曲をレコーディング中にメンバーが歌ってくれているのを見て、泣きそうになりました。すごく嬉しかったです。

J.JUN:知らなかった…初めて聞きました。多分、隠してたんです(笑)、自分の感情を。

ーーMINHYUKさんは作曲をいつからどんな風にされているんですか?

MINHYUK:5年前から勉強していました。作曲はキーボードをパソコンに連結して作っています。今回、自分の曲を発表することができて幸せです。曲はたくさん作っているので、これから先も楽しみにしていてください。

ーー「TIME」では作詞も担当しています。最初から日本語で書かれたんですか?

MINHYUK:韓国語で書いた歌詞を日本人の作詞家の方に訳してもらいました。僕が韓国語で考えたのを自分で日本語にしたらわかりにくくなるので、日本の作詞家さんに手伝ってもらって一緒に作りました。韓国語で書いた歌詞と自分が何を表現したいのかを伝えて、それを日本語にしたらどうなるか? ということまでを考えて作った感じですね。でも、やっぱり日本語は表現が難しいですね。

ーー日本で活動しているアーティストで憧れている存在はいますか?

SUN:日本人のアーティストなんですけど、僕は清水翔太さんが好きです。声も好きだし、初めて日本の歌手の曲で1曲を全部覚えたのが、清水翔太さんの曲だったんです。だから、とても思い入れがあります。良い機会があったらソロで歌いたいです(笑)。

MINHYUK:好きなグループはいっぱいいるんです。BIGBANG、BTS、SHINee、iKONとか。彼らはダンスグループですけど、パフォーマンスを見ないで音楽だけ聴いても楽しめるんですよね。やっぱり曲が一番重要だと思うから、そういう先輩たちを目指して、僕も作曲していきたいです。

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