じん、バルーン、羽生まゐご……邦楽シーンに影響を与える期待のボカロPアーティスト

羽生まゐご

 2015年11月初投稿、新進気鋭のボカロP・羽生まゐご。代表曲は「ゆれる」「阿吽のビーツ」「懺悔参り」などで、「阿吽のビーツ」では初殿堂入り。今年10月3日には遂に初の全国流通盤として1stフルアルバム『浮世巡り』をリリースした。

 羽生まゐご楽曲の最大の魅力は徹底された世界観。ジャポニズムやメルヘンにひと匙の憂いを加えたような歌詞世界、そしてアンビエントからエレクトロ系まで幅広い作風でありながら和音階を駆使したメロディが数多くのボカロリスナーを魅了し続けている。11月14日発売のDAOKOの新アルバム『私的旅行』にも楽曲を書きおろすなど、今後最も目が離せないボカロPだ。

ケガレの唄 / flower

 これまでもボカロPからシーンを牽引するアーティストが多数輩出されてきたが、今後活躍するであろうアーティストも新たに登場し続けている。最新の音楽シーンを知るには、もはやボカロPは避けて通れない最注目要素であるといえるだろう。

■五十嵐文章(いがらし ふみあき)
音楽ライター。主に邦楽ロックについて関心が強く、「rockinon. com」「UtaTen」などの音楽情報メディアにレビュー/ライブレポート/コラムなどを掲載。noteにて個人の趣味全開のエッセイなども執筆中。ジャニーズでは嵐が好き。
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