乃木坂46 齋藤飛鳥、山下美月、堀未央奈……映画ソロ出演が増加中? スクリーン進出で高まる注目

堀未央奈『ホットギミック』

 堀未央奈は現役メンバーでは初の映画出演にして、初主演作という大役を『ホットギミック』で果たす。本作は、累計販売部数450万部を超える相原実貴の同名小説が原作の青春映画。『溺れるナイフ』を代表作に持ち、堀が選抜メンバーとして出演していた乃木坂46「ハルジオンが咲く頃」のMV監督を務めた山戸結希がメガホンを取る。堀は3人の男性との恋に揺れ動く主人公・成田初を演じ、その3人の男性を清水尋也、板垣瑞生(M!LK)、間宮祥太朗がそれぞれ務める。9月25日更新のブログで堀は「3人の男の子の間で揺れ動き、ゆらゆらとしながらも少しずつ強く変わっていこうとする初ちゃんを、私なりに演じられるよう頑張ります」「誰かの心に何かしらのものが刺さるような作品にしたいな…」(参考:堀未央奈 公式ブログ)と映画初主演の心境を明かしている。同作は10月中旬にクランクアップし、2019年に公開予定。順次撮影の様子などが公開されていくことだろう。製作陣コメントには“少女漫画映画において、一般的になりつつある“胸キュン”的な描写を今一度突き詰めて考えた”とあり、“女の子”の描写を切り取るのに定評のある山戸と、初主演の堀がどのような化学変化を起こすのかが注目ポイントだ。(参考:乃木坂46 堀未央奈が主演、清水尋也、間宮祥太朗ら共演 山戸結希最新作『ホットギミック』製作へ

映画『パンとバスと2度目のハツコイ』90秒予告

 深川麻衣は2016年にグループを卒業後、女優へと転身し、『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018年)で映画初出演、初主演を務めた。何でもなく通り過ぎていく日常の中にある、誰かにとっての特別を描いた今作で、監督を務めた今泉力哉は“深川麻衣”の魅力を凝縮。深川は第10回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を受賞した。来春には今泉が再び監督を務める映画『愛がなんだ』への出演も決定している。もしかしたら、その一作が彼女にとっての大きなターニングポイントになるかもしれない。深川がそうであったように、齋藤、山下、堀にとっても映画出演は新たな道を歩みだす一つのきっかけと言える。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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