J☆Dee'Zが明かす、新作で挑戦した“刺激”の数々 マイクロドローンとのMV撮影秘話も

J☆Dee'Zが明かす“新たな刺激”

「型にはまってる場所からの一歩を応援する曲に」(MOMOKA)

――最近のJ☆Dee'Zは、MVにおける工夫もすごいですね。ここまでMVで話題を作れていることに対して、ご自身ではどう感じていますか?

ami:すごく嬉しいです。

Nono:前回の「あと一歩」では、ダンス部の生徒さんと関わらせてもらったことでいろんな刺激を受けて。今回もドローンと仲良くなれたし……(笑)。

――曲も撮影場所である日本工学院のCMソングに使われていて、明るい開けたものに仕上がっているんですが、歌詞はただ明るいだけじゃない感じですよね。大人っぽくなってきた中での葛藤も描かれていて、いまのJ☆Dee'Zが持つ魅力が引き出されているなと思いました。

ami:そうなんですよ。言い当ててもらえて嬉しいです。今までも自分たちに置き換えた応援ソングや夢についてのことをテーマにしてきたんですけど、今回はそういったテーマ自体は変えず、綺麗なことだけを描かないようになっていて。結構、後ろ向きなワードも入っているんです。だから自分たち自身も、レコーディングや振付、MV撮影と全部の瞬間に入り込めました。

MOMOKA:同世代の人にも共感してもらえそうな歌詞も多いですよね。同世代に限らず大人の方でも、周りにも必死に頑張ってる仲間がいたりとか、型にはまってる場所から新しいところに行くための一歩を応援する曲になっていると思います。

――今回もSoulifeさんが制作を担当したのでしょうか。らしさも残ってるんですけど、2人にとっても新しい感じのテイストだったので気になりました。

Nono:Soulifeさんです。この曲は1年半前ぐらいからあった曲なんですよ。

ami:「Answer」と同じ時期に作ってくれたんです。

Nono:でも、その時とは全然アレンジも違っています。

am:歌詞に関しては大きなテーマは変わってなくて、ブレてない強さもあるので、ようやくこの曲がリリースできたと嬉しい気持ちになりました。

MOMOKA:1年半前のデモを聴いたら、全然声が違いましたね。

――この曲以外も、これまでの路線を踏まえながら次に挑戦する、という気概が見える曲ばかりのシングルでした。作家陣もこれまでとは違った部分があって。「流星のパノラマ」は『musicる TV』とコラボしたコンテスト企画優勝者の楽曲ですよね。

Nono:最初に聴いたときから、すごく爽やかな曲だなと思いました。初めての第一印象から、頭の中で歌ってる想像ができたというか。なので、レコーディングのときもすごく歌いやすかったです。

MOMOKA:この曲の持っているキラキラ感がすごく好きで。サウンド感もそうなんですけど、語尾の切れ目まで自分自身も意識しながら歌った曲でもあるので。振りは結構身体を広く使う感じです。

Nono:しっかり踊るところと、広く使うところのメリハリがすごいある曲で。曲の抑揚と合っていると思います。

――それは見てみたいですね。「swing swing swing」は今作のなかで一番J☆Dee'Zっぽいかなと思いました。これもSoulifeさんですか?

MOMOKA:そうなんですよ。なんでわかるんですか(笑)。

――グルーヴもしっかりありますし、アコギと4つ打ちの感じがすごく彼らっぽいなと思いました。最近のJ☆Dee'Zはいろんなスポーツの応援歌を歌ってきましたが、今回はプロ野球(tvkベイスターズ戦中継テーマ曲)ですね。

ami:高校野球は「Dream Arch」の頃も「Melody」の頃も関わらせてもらったんですが、プロ野球は初めてで。同世代に向けるのとはまた違いますし、がむしゃらに応援している感じよりは、歌詞とかメッセージ性をもう少しちゃんと伝えるべきと思いながら歌いました。

――たしかに、青春感とか人間ドラマからは離れて、応援することの楽しさを感じさせてくれる楽曲に仕上がっています。

MOMOKA:ライブでもすごいタオル回す曲なんですよ。

ami:スイングもするんです。振付は自分たちでやったんですけど、野球用語がちりばめられてる歌詞なので、そういうところでちょっと遊びたいなと思って。タオルをせっかく持ってるから、そのタオルをバットに見立てて振ってみようとか。逆にボールに見立ててピッチャーの真似をしてみよう、という振付を盛り込んでみたりもしたので。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる