中居正広、西城秀樹と野口五郎の友情に感銘「二人にしか分からない間柄だったんじゃないかと思う」

 2005年には、とんねるずの石橋貴明と中居が司会の音楽バラエティ番組『うたばん』(TBS系)に西城と野口が揃って出演。当時、西城が野口にマイクを渡すシーンで、なぜかマイクを逆さまに渡すということがあった。その時のことを振り返り野口は「あの時、中居さんがリハーサルでニコニコして僕らを見てたんですよ。楽屋に帰って、『中居さん、なんか求めてるぞ。なんかするか?』って言って、『じゃあ、お前反対に渡せ』『半分ぶっつけな。絶対笑うなよ』って、あれは中居さんのためだけにやったギャグなんです」と13年後の今に初めて明かし、中居も嬉しそうに「そんな(サイン)のを送ったつもりはないんですけど」と述べた。

 最後に野口が西城についてどうしても伝えたいこととして、「あんなすごい男はいませんでした。最後の最後まで心が折れなかった。奥様からの手紙に『リハビリを週3日から週5日に変えました。頑張ってます』。僕は安心しました。でも、彼の仲で頑張ってもよくはならないんじゃないかというジレンマもあったと思います。それでも週5日に変えた。最後の最後の、最期を迎えるまで心が折れなかった。そんな人間って、中居さん聞いたことありますか? どんな人でもその瞬間まで心が折れなかった人っていますか? それが全てですね。僕は本当にほかにはいなかった人だと思います。歌手としてだけじゃなくて、人として」と涙ながらに思いの丈を語った。

 次回の放送は7月20日を予定している。

(文=向原康太)

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