COLOR CREATIONが見据える“ボーカルグループ”の新たな可能性 「ムーブメントが起こせたら」

カラクリ、デビューへの意気込み

「全員何か通じ合うものを感じていた」(TAKUYA)

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ーーみなさんはオーディションを経て結成されたわけですが、その時からお互いのことを意識していましたか?

TAKUYA:2016年の9月からオーディションが始まって、最初はそれぞれで動画をアップして投票してもらう審査で進んでいました。だから実際に僕らが初めて顔を合わせたのは、三次選考の時だったよね?

JUNPEI:僕とRIOSKEは、前に参加したオーディションからの顔見知りだったので、一緒に受かったらいいなとは思っていましたね。でも、その前に自分が受からないと始まらない。だから、誰かをライバル視するとか意識するというよりも、自分自身と戦っていた感覚です。

RIOSKE:僕も自分のことに必死になっている上で、JUNPEIとは一緒に受かりたいと思っていましたよ。2回も同じオーディションで会うなんてびっくりしたし、ちょっと運命的なものを感じていました。

YUUTO:僕は昔から緊張するタイプで、人前に出るのが苦手だったんです。だから、オーディションを受けたのは自分の意志でしたけど、「早く帰りたい」と思って、端っこで一人でいて、周りのことはまったく見てなかったです(笑)。

KAZ:YUUTOはそんな感じだったから、最初はちょっと怖かった。JUNPEIも威圧感があったし。RIOSKEは3歳下なのにいきなりタメ語で、ちょっと生意気なのかな?と思ってました(笑)。でも実際のRIOSKEは、5人のなかでいちばん謙虚だし、やさしいし、意外と上下関係がしっかりしてるやつだと分かりました。

ーー“この5人になるかも”とか、この人は受かりそうだとか予感はあった?

JUNPEI:最終審査の時に、いろんな組み合わせで5人組を作って、順に歌っていく審査があって。2組目にこの5人に当たったんですけど、その時はちょっと「キタかも!」って思いました。

TAKUYA:他の5人で歌った時は、サビを主旋律と上ハモと下ハモというハモリで分けて歌ったんですけど、この5人の時は“サビはユニゾンでいこう”とすぐ決まったんです。だから、実はその時に今みたいに5人でユニゾンを歌うスタイルの土台ができていた。きっと、全員何か通じ合うものを感じていたと思います。

KAZ:思えば、2017年の1月25日に6つ目の声が生まれたんだね!

YUUTO:だからそれは、俺が考えたんだって!(笑)。

ーーライブではカバーも披露していましたけど、その選曲がそれぞれのルーツに繋がっていたりするんでしょうか。JUNPEIさんは清水翔太さんを歌っていましたね。

JUNPEI:そうですね。僕は、サッカーをやるために親元を離れて島根の高校に行ったんですけど、そのころに清水翔太さんの「HOME」という曲を聴いたんです。歌詞には<今さら帰れない>というフレーズがあって、その時の自分の心情と重なってすごく感動しました。それで歌手になりたいと思って、歌詞とは逆ですけど、すぐ地元に帰って歌手になるための活動を始めました。

ーーどんな活動をしたんですか?

JUNPEI:高校2年生の時から、学校に通いながらバイトをして音楽学校に通うお金を自分で貯めて、それで18歳になって音楽学校に通い始めました。だから清水翔太さんは、僕に音楽という夢を与えてくださった方です。

ーーKAZさんのルーツは?

KAZ:僕のルーツも、清水翔太さんです。歌手を目指して長崎から上京したのが14歳で、JUNPEIの話じゃないけど、僕も「HOME」の歌詞が響いてすごく感動して。当時はまだ少なかった、R&Bの洋楽っぽいニュアンスで歌っているのがすごく格好良かったし。それ以降、翔太さんがルーツとしているダニー・ハサウェイやスティービー・ワンダーなどの音楽を遡って勉強して。翔太さんがNYのアポロシアターで歌っていたことを知り、僕も19歳から20歳にかけてNYに留学しました。NYでは、スティービー・ワンダーのバックコーラスをやっていた方から指導を受けたり、ベン・E・キングのバックコーラスをやっていた方、アッシャーのボイストレーナーの方など、いろんな方から歌を教わって今にいたっています。

ーーライブではオリジナル曲を披露していましたけど。

KAZ:高校生のころから曲作りをするようになって。ライブで披露したのは「ONE DAY」という曲で、NY留学から帰ったころに作った1曲です。

ーーTAKUYAさんは、ライブではJUNPEIさんと清水翔太さんをデュエットで歌っていましたよね?

TAKUYA:もちろん、KAZくんやJUNPEIくんと同じように、翔太さんも好きです。あとは、ルーツと言うとEXILEのATSUSHIさんとBoyz II Menです。中学生になったころにEXILEさんの「道」がすごく流行っていて、その曲がきっかけで、ATSUSHIさんのことを大好きになって。それでATSUSHIさんがESP学園音楽専門学校の出身だと知り、僕もESPに行こうと中2の時に決めました。ESPでしっかり歌を学んでいるなかで、ATSUSHIさんのライブにBoyz II Menが出ているのを見て、「Boyz II Menはすごい!」と思って聴くようになって。だから、きっかけはATSUSHIさんで、Boyz II Menで歌への気持ちがより高まった感じです。

ーーYUUTOさんは、沢田知可子の「会いたい」をカバーしていましたが、ルーツは歌謡曲ですか?

YUUTO:ルーツとは少し違うかもしれませんが、歌謡曲も好きですね。「会いたい」は、昔バイトしていたバーのカラオケで得意だった曲です(笑)。そのお店のお客さんは年齢層が高くて、昭和の歌謡曲のウケが良かったので練習した曲でした。でもそのバーで歌謡曲を歌っているうちに、日本語の歌詞の魅力を再発見することができたという部分では、すごくいい経験になりました。

ーーRIOSKEさんは、ライブでMaroon 5を歌っていましたが、やっぱりルーツは洋楽ですか?

RIOSKE:期待を裏切って申し訳ないんですけど(笑)、僕のルーツはYUIさんです。小学5〜6年生の時に、友だちからアニメ『BLEACH』の主題歌だったYUIさんの「Rolling star」を薦められて。歌声を聴いて感動して、そこからすごく好きになり、自分でも歌いたいと思うようになりました。その後ビヨンセを聴いて、歌い回しのすごさに感銘を受け、そこから洋楽にも興味を持つようになって。あとはアメリカのオーディション番組の『アメリカン・アイドル』の影響もあります。出場者はみんな素人ですけど、ありえないぐらいモンスター級に上手くて、いろんな歌い方やフェイクを知るには、もってこいの番組だったんです。『アメリカン・アイドル』で、自分の引き出しが増えていった感じです。

ーーそれぞれのルーツや歌が好きになるきっかけになったアーティストはバラバラですが、歌という根本の部分で繋がることができた5人なんですね。

KAZ:バラバラだけどお互いの好きな曲を薦め合って、その曲をみんなが好きになることもありますし、1人がハマると全員が自然と聴き始めます。だからそれぞれのルーツも、みんなで共有して5人のルーツになっていますね。

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