乃木坂46、前代未聞の“2会場同時ライブ”で次なる地平へ? 過去のアニバーサリー公演を振り返る

 ほかにも、期生楽曲やユニット曲の披露で、メンバーの会場の行き来は必須となってくるが、直線距離で数10メートルとほぼ隣接しているため、どちらの会場でも満遍なくメンバーを観ることはできると想像する。これは筆者の願望も含むが、2014年に明治神宮野球場で開催された『真夏の全国ツアー』にて、生田絵梨花が乗った(と思われる)ヘリコプターが会場上空に現れ、ステージに生田が登場するという演出があったのだが、今回の2会場開催においてもそういったサプライズ的な移動方法が行われる可能性がある。

 また開催発表と同時に銘打たれた「シンクロニシティLive」からは、2会場をスクリーンで繋げたパフォーマンスが期待できる。過去には、2017年のバースデーライブにて代々木第一体育館にいるAKB48と中継を繋ぎ、乃木坂AKB「混ざり合うもの」を披露したことがあった。今回のバースデーライブでは、共鳴をテーマにした「シンクロニシティ」はもちろん、ほか楽曲でも同時パフォーマンスが見られそうだ。乃木坂46は、前代未聞の2会場同時ライブの開催で、グループとしても次の地平へと進む。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる