関ジャニ∞ 渋谷すばる&大倉忠義がそれぞれ明かした思い 脱退会見後のラジオで語られたこと

 会見のときはまだ納得がいってなかったという大倉。だが、約1週間が経ち、少しずつ前向きにもなれたという。「俺らが最初に夢を持ったときに、いろんな人に反対されたじゃないですか……。いいよ、と。夢持つことはいいんじゃない? って思い返して。そこに行き着いたなって」。しかし、気持ちの整理がついたかと言われたら、それはまた別の話だ。「すごく悲しい思いをされた方もいらっしゃると思いますけれど、同じくらい僕らも寂しい、悲しいっていう思いは抱いています」。そんな大倉の思いを受け止めた高橋優が話した「どちらの将来も絶対応援したいけど、寂しいって気持ちに嘘つけないんだとしたら、ラジオの前のみなさんと大倉くんと僕と、みんなで時間かけてでも乗り越えて、寂しいって気持ちが違う気持ちになる瞬間を見ていきたいと思う」という言葉は、多くのファンの気持ちを代弁していたように思う。

 「連続なんですけれども、なんかずっとこの曲が、ぴったりなんですよ。僕らにとってっていうことで、また今週もかけさせていただきます」と流した楽曲は、<昨日の悲しみも涙も まだ乾きやしないけど 痛み堪えて 負けそうでも歩みを止めない>と歌う「LIFE~目の前の向こうへ~」だ。みんなといるから実現できる理想がある。一方で、ひとりじゃないと叶えられない夢がある。そして、全員が納得のいく答えを出せない現実がある。それでも、私たちは少しでもより良い未来のために選択していくしかない。渋谷の孤独な戦いと、関ジャニ∞のリスタート。今はただ「頑張るしかない」と歯を食いしばり、歩み続ける彼らのすべてがいつかプラスになることを願っている。

(文=佐藤結衣)

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