KinKi Kids 堂本剛、「ソメイヨシノ」制作秘話を明かす 『堂本剛の素』で見えた“内側”とは?

 「キレイなものを見るときほど、悲しいことはない」。この言葉はまさに、剛が作詞作曲した「ソメイヨシノ」に当てはまるのではないだろうか。歌詞、メロディすべてがあまりに美しすぎて、耳にすると涙がこぼれ落ちそうになる。そして、剛が語った「ソメイヨシノ」制作秘話により、<会えなくなる日は来る><まさか天へ昇った/あなたの分身とかではないよね?>などの歌詞の映像がより鮮明に頭に浮かぶ。誰しもが一度は抱いたことがある“亡き人”“愛おしい人”への思い。あの頃は美しく咲いていたのに、今では散ってしまって目に見えない。けれども、心の中では今もなお咲き続けている。そんな私たちの中に大切に保管してある“あの人”との思い出が、剛の歌によって引き出されるのだ。

 剛はこんなことも言っていた「桜にはちょっと重ねてしまうなぁと思って。なんかこう生き急ぐようなね。急かされているようなね。春をいち早く教えてくれる桜ってことでもあるでしょうから。そういう文字の羅列で、後に歌かけたらいいかなと思って」。ほかの品種の桜よりも早咲きなのが特徴のクマノザクラから剛は一体どんな楽曲を生み出すのだろうか。そして『堂本剛の素』では想像していたよりも、ずいぶんあっさりとクマノザクラを発見してしまい、思わず笑ってしまっていた剛。梅を桜と勘違いしてしまうお茶目な一面も見せていた。後編ではクマノザクラを通してどんな内側を覗かせてくれるのだろうか。

(文=朝陽空)

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