祭nine.が語る、グループ結成から1年を経た意識の変化 「僕たちは僕たちの色を出していく」

祭nine.が語る、グループの“今”

「初めて本気でケンカしました」

ーーシングルの話題で最後に、例のドラマ主題歌の「祭戦士ワッショイダー」について聞きたいんですが。歌詞も曲もかなり面白くて……。

頼我:<フンフフン><バンババン>とか歌詞に擬音が多いんですけど、昔の戦隊モノの歌ってそうじゃないですか。年上の年代の方にとっては懐かしいと思いますし、ちっちゃい子にとっても覚えやすかったりするから。

天規:この曲も今までにはない感じですよね。THE昭和の戦隊モノ! この曲では振り切ってやるって決めてるんで。

拓也:こういう仕上がりになってるとは、ファンの方も(取材の時点では)知らないと思うので、リアクションが楽しみなんです。

陸人:ドラマの収録は終わってるんですけど、戦闘シーンとかに合わせるとかなりいい感じだったんですよ。

ーーグループの主演ドラマを作れる機会もなかなかないですけど、本人たち的にはどんな気分だったんですか?

頼我:祭nine.全員で映像作品を作るというのはやりたかったことだったので、夢が叶ったなって嬉しさがあります。前に僕らがそれぞれの野望を好き勝手に言う企画で誰かが「ドラマとか映画でお芝居やりたい」って書いてたんですよ。僕も元々仮面ライダーに憧れてこういう仕事を始めたので、今回はそういう意味でもめちゃめちゃ嬉しかったです。

ーー祭nine.といえばアクロバットが強みで、そこと特撮ヒーローの世界ってつながってもいますよね。ライブのオープニングでいつも使われているパルクール風の映像とか、そのまま特撮のオープニングに使えそうだし。

天規:そういえば今回のドラマ、僕たちほぼ吹き替えなしでやってるんですよ。基本、スーツアクターがいないんです。

奏:変身しても口元とかが見えるようになってるんで、僕らだってすぐわかるんですよね。

ーーそれはカッコいい! 祭nine.ならではというか。

陸人:監督も、僕らの演技力というよりも祭nine.としてのチーム力に期待してくださって、このドラマが僕らの結束を深めるきっかけにもなりました。

ーーユニット結成してからもうすぐ1年なんですよね。まだ1年経ってないことにビックリしますけど。

頼我:もっとやってる気がするけどね。ずっと一緒にいるもんね。

天規:このシングルのレコーディングとドラマの撮影期間でチーム力がさらに高まったと思います。初めて本気でケンカしましたし。

ーーケンカのきっかけはなんだったんですか?

天規:いろいろあるんですけど、メンバー間で仕事に対する意識のズレを感じたことがあったんで、そのときに「チームでやるっていうのは、どういうことなんだろう?」って、一人ひとりが本気で話し合ったんですよね。

頼我:そこで意識が変わったんじゃないかな。全員ね。

奏:僕らは元々BOYS AND MEN研究生として一緒に活動はしてきていたし、そこでも結束がまったくなかったわけじゃなかったんですけど、今回さらに深まったと思います。

ーー1年やってきて、年下組の寿希也さん、統威さんの成長ぶりだとか、メンバーのバランスに変化はあったりしましたか? 前回の取材のときにはちょっとおとなしいなと思ったんですが。

寿希也:めちゃくちゃ見破られてる(笑)。

頼我:2人とも、自分の感情を素直にぶつけてくれるようにはなってきたかも。統威はパフォーマンスのアイデアを出してくれることもあるし、そういうことも嬉しかったりします。

統威:僕らもちょっとずつ強くなってきたというか、グループ内での立ち位置もちょっとずつ上がってきたというか。ハイ(笑)。

ーーところで最近BOYS AND MEN研究生のみなさんと2組でイベント(『JoFN 女子フェスナゴヤ~イケメン★スプリング~』)に出たじゃないですか。この2組って母体は一緒ですが、けっこうカラーが分かれてきていませんか?

拓也:最近よく言われるようになりました。ライブを見ても全然違ったよね。

陸人:平均年齢はあっちのほうが高いんですけど、僕たちより若干オラオラしてる感じがあります(笑)。

天規:最初は「13人のままがよかった」って声もあったんですよ。でも13人でやってた頃から、チームであり一人ひとりがライバルでもあったので、それは今も変わらないなと思います。グループとしても競い合っていけるライバルであり、高めあっていける仲間なんじゃないかな。

頼我:切磋琢磨してくというか。僕たちは僕たちの色を出していくんだって。

天規:でも久しぶりに全員で1曲一緒にパフォーマンスしたら、めちゃめちゃ楽しかったです。

全員:それはある!

頼我:いまだにご飯に行ったりと仲もいいですし。夢を追う同志みたいなところはホントに変わらないです。

ーーなるほど。あと、しばらく祭nine.としてのワンマンの予定はないんですか?

天規:昨年やったワンマンのラストがクリスマスライブだったので、次は夏にやりたいですね。

拓也:夏フェスに出たいですね。自分でも行きたいし。サークル作ってぐるぐる回りたい。

統威:プッチョヘンザ系というか、ワッショイ系のね?

頼我:ああいう一体感を僕らのライブで作れたらいいなと思います。絶対楽しいよね。

天規:フェスみたいなものもいいし、一人ひとりがやってみたいこともあるんですよ。だから自分たちでアイデア出し合って作るライブもいいなって。 

奏:2017年はソロライブをやったりして、そこでは一人ひとりで構成やセトリを考えたりしたんですけど、ワンマンではまだないんですよね。

頼我:リリイベももちろん観に来て欲しいですけど、いずれそういうワンマンも絶対やりたいと思うので、そのときにはぜひ来て欲しいです!

(取材・文=古知屋ジュン)

※高崎寿希也の「高」はハシゴダカが正式表記。

■リリース情報
2ndシングル『HARE晴れカーニバル』
発売中
価格:【パターンA】1,500円+税/CD+DVD
【パターンB・C ・D】1,000円+税/CD
全4仕様(※全種ジャケットは異なる)

■パターンA
<CD収録曲>
1.HARE晴れカーニバル(※日本テレビ系『バズリズム02』3月オープニングテーマ)
2.I’m On Fire!

<DVD収録内容>
「HARE晴れカーニバル」MV
「HARE晴れカーニバル」MVメイキング映像

■パターンB
<CD収録曲>
1.HARE晴れカーニバル(※日本テレビ系『バズリズム02』3月オープニングテーマ)
2.I’m On Fire!
3.HARE晴れカーニバル -Instrumental-
4.I’m On Fire! -Instrumental-

■パターンC
<CD収録曲>
1.HARE晴れカーニバ(※日本テレビ系『バズリズム02』3月オープニングテーマ)
2.ROCK STEADY
3.HARE晴れカーニバル -Instrumental-
4.ROCK STEADY -Instrumental-

■パターンD
1.HARE晴れカーニバル(※日本テレビ系『バズリズム02』3月オープニングテーマ)
2.祭戦士ワッショイダー(※ドラマ『ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー』主題歌)
3.HARE晴れカーニバル -Instrumental-
4.祭戦士ワッショイダー -Instrumental-

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<応募締切>
2018年4月14日(土)まで

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