RADWIMPS、菅田将暉、Rei、スカイピース、Rei©hi……各シーンでカリスマ性放つ新作

スカイピース『にゅ〜べいび〜』

 6秒動画サイト・Vineにお笑い系の動画を投稿していたテオくん、ニコニコ動画出身のネットラッパー・☆イニ☆(じん)によるユニット・スカイピース。YouTuberとしておもしろ動画投稿から歌とダンスへと活動の範囲を広げ、YouTubeチャンネル開設1年で登録者数100万人越えを記録した彼らがアルバム『にゅ〜べいび〜』でメジャーデビューを果たす。これまでの2人のキャリア、ファンとの信頼感をテーマにした「スタートダッシュ」、タイトル通り“ライブ”そのものを描いた「100年後も忘れないライブを」、オタクに対する愛着をまっすぐに歌ったダンスチューン「オタパリダンシン」など、リスナーと直接的なコミュニケーションを取ってきた2人らしい楽曲が印象に残る。

スカイピース初アルバム「にゅ~べいび~」全曲視聴

 ラップを始めて3カ月で出場した2016年の『BAZOOKA!!!高校生RAP選手権』で強いインパクトを残し、“女子高生の今をリアルに伝えるフィメールラッパー”として注目を集めたRei©hiのデビューミニアルバム『JKはブランド』。<JKはブランド 制服着るスーパースター>というパンチラインから始まる「JKはブランド」、<どうせ 大人になるから遊んでる>と刹那的なライムを響かせる「seventeenベイベー」など、2000年生まれ(18才)ならではのリリックも良いが、トラップ以降のヒップホップを視野に入れたトラックメイク、ラップネイティブとしか言いようがない生来のフロウが素晴らしい。ちゃんみな同様、海外でも活動できるポテンシャルを感じる。

Rei©hi / JKはブランド(Short ver.)

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「音楽シーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる