山田涼介にとってHey! Say! JUMPは愛する家族? 『もみ消して冬』と主題歌から考える

 デビュー10周年の節目を越えたHey! Say! JUMP。昨年放送された『ベストアーティスト2017』(日本テレビ系)で、山田はメンバーにドッキリを仕掛けられていた。様々な苦悩を乗り越えてきたグループだけに、中島裕翔の脱退ドッキリは決して見ていて楽しいものではなかったが、結果として山田のJUMP愛は本物だということ、彼がメンバーを家族のように思っていることが、痛いほど伝わってきた。

 一方でドッキリ中、突飛な発言で山田を混乱させる八乙女光、困っている山田を見て笑うのを我慢する知念侑李、仕掛け人なのに山田の言葉に思わず涙を浮かべてしまう有岡大貴や岡本圭人……と、それぞれの感覚で山田を愛でるメンバーを見ると、まるで北沢家のようだと微笑ましく思う。

 今夜のパフォーマンスは、山田と彼が愛する家族(メンバー)という視点で鑑賞してみてはいかがだろうか。どんなに転んで、泥まみれでも、前を向けるのは、きっと大事な仲間や家族がいるからだ。そんな温かい気持ちに包まれるライブとなることだろう。

(文=佐藤結衣)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる