けやき坂46、日本武道館3daysライブは飛躍のチャンス? 2017年の活動から考察

 武道館3daysについて、加藤史帆はブログで「まだ実感が全く無くて、でもそのことを考えると不安だけがどんどん募っているっていうのが今の心境です」とコメント。続けて「助け合いながら色々なことを乗り越えて来た1期生11人と、元気でまだ怖いもの知らずな2期生9人の20人になった今のひらがなけやきなら、この3日間成功させることができると思います」と強い意志を語っていたように、「怖いもの知らず」というワードが今回のキーワードになりそうだ。(参考:加藤史帆 公式ブログ)観客側も事情は知っているため、ある程度は温かい目でライブを見守るだろう。むしろ助ける覚悟で集結するファンも多いのではないか。そういう状況自体が、ハッピーな空間を生み出す要因になると予想できる。しかし、ここで漢字欅ファンを納得させるパフォーマンスができれば、けやき坂46の独り立ちへのきっかけをつかめるかもしれない。ある意味、単独デビューへの卒業試験のように捉えることもできる。

 1年前は、自分たちの存在価値が何なのかと悩んでいた彼女たちが、ここに来て欅坂46グループ全体の想いを背負ってステージに立つ……一体誰がこの事態を予想できただろうか。加藤がブログで語った「絶対に来て下さった皆さんを後悔させないライブにします ひらがなに興味が無いって方も応援したくなるようなライブにします」という頼もしい言葉に、期待せざるを得ない。

(文=本 手)

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