LUNA SEA、X JAPAN、BUCK-TICK…音楽シーンに再び革命を起こすか? 2018年の動向に注目

 なお新作も待たれているX JAPANは4月13日〜15日、20日〜22日にカリフォルニア州インディオで行われる『コーチェラ・フェスティバル 2018』に出演することが決定。今年のヘッドライナーはビヨンセ、エミネム、ザ・ウィークエンドで、日本から参戦が決まっているのはX JAPANのほか、現時点では海外フェスにも出演している京都のガレージパンクバンド、おとぼけビ〜バ〜のみだ。

 また不動のメンバーで2017年にデビュー30周年を迎えたBUCK-TICKは、2018年2月21日に30周年第2弾シングル『Moon さよならを教えて』を、3月14日には通算21枚目のオリジナルアルバム『No. 0』(読み:ナンバー・ゼロ)をリリース。3月31日の神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに全28公演の全国ツアー『BUCK-TICK 2018 Tour No.0』を開催することが決定している。昨年の9月にはお台場の野外特設ステージで2日間にわたり、30周年を記念したスペシャル野外ライブを開催したが、デビュー20周年、25周年の節目の年に開催されたフェス『BUCK-TICK FEST』の幅広いラインナップがシーンに与えた影響の大きさを物語っていたように、彼らはもはやBUCK-TICKというジャンルを確立した存在と言えるだろう。それは多くのアーティストが目標にしていても、なかなかなし得ないことだ。にも関わらず、飽くなき好奇心で挑戦し続ける彼らの動向からも目が離せない。

 長きにわたって愛され、聴き継がれてきたアーティストにはそれだけの理由と伝説がある。快進撃はまだまだ止まることはないだろう。

■山本弘子
音楽ライター。10代の時にパンクロック、グラムロック、ブルースに衝撃を受け、いまに至る。音楽がないと充電切れ状態に陥る。現在、Webサイト、音楽雑誌などで執筆中。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「音楽シーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる