A.B.C-Z、舞祭組、ジャニーズWEST……伸び盛りなグループの楽曲は“コンセプト重視”に?

ジャニーズWEST

 デビュー曲「ええじゃないか」をはじめ、キャッチーな曲を発表し続けているジャニーズWEST。彼らの楽曲はどれも分かりやすいテーマがある。7thシングル『おーさか☆愛・EYE・哀 / Ya! Hot! Hot!』に収録されている「おーさか☆愛・EYE・哀」は、「ディスコミュージックという名の新感覚時代劇」がテーマ。ディスコソングのような跳ねるベースとカッティングギター、キャッチーなメロディラインが印象的で、一度聴くと耳に残る曲だ。そして、11月22日に発売された8thシングル『僕ら今日も生きている / 考えるな、燃えろ!!』に収録されている「僕ら今日も生きている」は、「絆」がテーマ。アニメ『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』(フジテレビ系)の主題歌となっていて、「絆の力で闇に立ち向かえ!」という物語のテーマにもピッタリだ。曲の作りもイントロ、Aメロ、サビ、アウトロという王道的アニソンの構成だったり、「僕ら」「一緒に」「絆」という言葉が目立つ歌詞だったりすることからも、この曲の役割がしっかりと伝わってくる。1月2日に発売される4thアルバム『WESTival』も「WEST」+「Festival」というテーマがあるが、彼らはこのテーマをどう伝表現するのだろうか。

 キャッチーなだけでなく、コンセプト重視の楽曲も増えてきているジャニーズグループの曲。「グループらしさ」だけでなく、「曲のコンセプト」に注目して聴いてみるのも面白いかもしれない。

(文=高橋梓)

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