欅坂46 鈴本美愉、“不器用な格好良さ”でファン魅了 ダンサーとしての圧倒的な存在感とは

 ただ、そんな天真爛漫さをバラエティ番組であまり見せないのがもったいない。『欅って、書けない?』(テレビ東京/以下けやかけ)出演当初は、栗好きをアピールし「私=栗だと思ってください」と自己紹介。「栗太郎」とあだ名が付くほど栗好きキャラとして親しまれた。その地道な栗好きアピールが実り、今年9月には『Yahoo!ライフマガジン』で「欅坂46・栗太郎が恋する秋のマロンスイーツ3選」という企画が実施され、「芋栗南京フェア」をレポートしていた。ただ番組では「栗太郎封印宣言」をしており、「“栗太郎”の印象が強すぎて、本名を覚えてもらえていない気がして。なので、本名でも呼んでください!という意味での宣言でした。でも、“栗太郎”ってあだ名が付いたときはうれしかったですね」と語っている。もしかすると、彼女なりのプランがあり、今はキャラの模索中なのかもしれない。最近はトークで前に出る機会は少ないが、それでも『けやかけ』の運動会企画などで見せる、抑えきれない感情が出る瞬間を心待ちにしているファンは少なくない。

 「人を笑顔に幸せにしたい」と思い立ち、アイドルを目指し始めた鈴本。「美しく愉快な子に」、という願いをこめてつけられた名前にピッタリな存在になりつつある。最近はソログラビアの機会も徐々に増え、グループとしても年末番組に引っ張りだこの状況だ。2017年の活躍をバネに、来年は20歳になった鈴本がさらなる飛躍を見せてくれそうだ。

(文=本 手)

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