3Dクリエーターアプリ、VR対応、2画面……Androidスマホはどう進化する?

 そして見逃せないのは、“2画面スマホ”M Z-01K(ドコモ・ZTEジャパン/2018年1月〜)だ。ドコモは2013年にも2画面スマホとしてMEDIAS W N-05E(NECカシオ)を発売しているが、再び発売に至った理由について「2画面といいながらも、どう活用していいのか(定まっていなかった)。テクノロジーもそろっていなかった」(吉澤和弘社長)「昔に比べると、カメラの画素数、ディスプレイのサイズ、CPUなどが格段に進化している。前は額縁が見えたが、狭額縁にも対応できた」(プロダクト部長・森健一氏)と語っており(参考:ドコモの2画面スマホ「M」はウケ狙いじゃない —— 共同開発で挑む世界展開)、テクノロジーの進化によって2画面をより有効に使えるようになったと見られる。

 同機種では左右の画面で別のアプリを同時に開けるほか、2画面を活用して卓上スタンド風に置いて動画を再生したり、電子書籍を見開きで表示することもできる。LINEやTwitterを開きながらYouTubeで手軽に動画を楽しめるのもちろんだが、例えば今後、2画面を活用したMVなどが登場することも考えられる。同機種は海外展開も予定しており、エンタメ業界やスマートフォン全体にも影響を与えそうだ。

 他にも定番のDisney Mobile on docomoの新機種や、『ジョジョの奇妙な冒険』とコラボしたJOJO L-02Kもラインナップされており、遊び心に富んだ新製品が並ぶ。今回ドコモが発表した新機種がエンタメ・音楽業界に新たな風を吹かせるかもしれない。

(文=村上夏菜)

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