Winkはアイドルシーンでどんな存在だったか? 再結成報道を機に中森明夫氏に聞く

 最後に中森氏は、今回のWinkの再結成報道への思いを以下のように述べた。

「笑顔を見せず、特徴的なロボットダンスのような動きを見せる姿はまるで人形のようで、当時アイドルがユーロビート調の曲を歌うのも新鮮だった。そういった格段に新しいアイドル像からは、当時、昭和から平成に移り変わったんだなという時代の転換点みたいなものを感じました。平成という年号はまもなくおよそ30年で終わりますよね。平成最初に活躍したアイドルであるWinkが、平成の終わりが見えてきた今復活するというのはとても面白いことだと思いますね」

 アイドル冬の時代、さらには平成という新たな時代のはじまりを独自性の強いキャラクター・楽曲・活動展開をもって乗り越え、国民的ヒット曲を世に送りだしだWink。平成を代表するアイドルユニットである彼女たちの復活を願う往年のファンは少なくない。今後の続報を楽しみに待ちたいと思う。

(文=久蔵千恵)

※記事初出時、一部内容に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる