超特急ならではの変幻自在なステージング! 初の武道館公演は“最高の通過点”に

超特急、初の武道館公演レポ

 超特急主催で毎日違うゲストを招く『“超”フェス』の開催や、7月期のドラマ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)主題歌となるニューシングル『My Buddy』のリリースが発表されたり、「超ネバギバDANCE」カップリングのパンキッシュな「PAPAPAPA JUMPERS」が初披露されたりと、アンコールはにぎやかに進行。ラストに放たれたのは彼らの主演映画『サイドライン』の主題歌「HOPE STEP JUMP」で、誰からともなく「レッツゴーバニゴーうさぎ、レッツゴー!」と映画の中の掛け声が飛び出したりと、ハイテンションのなか、約2時間41曲のステージが終了した。去り際の挨拶で、リーダーのリョウガが「武道館は通過点ですが、されど通過点です。スーパーと名のつく通り、最高の通過点になったと確信しています」と語っていたのも印象的だった。


 これまでに節目となる公演でパフォーマンスされてきた「Signal」やグループ初のオリジナル曲「No More Cry」、CDデビュー曲「TRAIN」などを除いた構成も、含みのある選曲だったかもしれない。そして、初めて5000人規模のホールに進出した2014年の国際フォーラムや、アリーナクラスへとキャパを広げた2015年の代々木第一体育館で涙を見せていた彼らは、もうそこにはいなかった。文字通りの止まらない勢いを感じさせる超特急、いよいよ目標である東京ドームが見えてきたか――。

■古知屋ジュン
沖縄県出身。歌って踊るアーティストをリスペクトするライター/編集者。『ヘドバン』編集参加のほか、『月刊ローチケHMV』『エキサイトBit』などで音楽/舞台/アートなど幅広い分野について執筆中。

超特急オフィシャルサイト

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