NEWS 手越祐也のポジティブな実像は? “名言”から人物に迫る新連載開始!

世の男女、全員俺らのことが好き!ってなるようにしてもらいます。
(『オリ★スタ』2011年10月17日号/oricon ME)

 雑誌のアンケートで「いまいちばんほしいもの」を聞かれて、「日本中のハートを奪いたい」(『Duet』2012年3月号/ホーム社)とスパッと答えるのが手越スタイル。このえげつないほどのストレートさにファンは心奪われるのだろう。

 「“好き”の反対は“嫌い”ではなくて“無関心”」という言葉があるが、“好き”も“嫌い”も全部“好き”にしてしまう手越にとって、最大の敵は“無関心”。つまり、「世の男女、全員」の視界に入ることが大切になるというわけだ。

ゆくゆくは、神様になろうと思ってる。
(『Myojo』2006年5月号/集英社)

 これもファンにはおなじみのインパクト抜群の言葉。数年前にもバラエティ番組で加藤シゲアキがツッコミを交えつつ紹介していた。

 この言葉が載っている雑誌が発売されたのは2006年3月。ちょうどNEWSが揺れていた時期だ。メンバーは当初の9人から6人に減り、この雑誌が発売された直後には「連帯責任で活動休止」というアイドルグループとしては極めて珍しい苦境に陥る。まだ黒髪だった10代の手越は、きっと自分自身を鼓舞するためにこんなことを言ったのだろう。

 ちなみに最近は「みんなの光になりたい」(『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦 2013秋』2013年10月6日/日本テレビ系)とも語っている。すごいな。(後編へ続く

■大山くまお
ライター・編集。名言、映画、ドラマ、アニメ、音楽などについて取材・執筆を行う。近著に『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』(共著)。文春オンラインにて名言記事を連載中。
Twitter ID:@oyamakumao

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