LAMP IN TERREN、未来への希望に満ちたリキッドワンマン 「みんながいたから続けられた」

テレン、希望に満ちたワンマン公演

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 「(前に東京でワンマンライブを開催した)クアトロの景色とまた違う。色々な表情の人がいるなぁ」と中原が嬉しさを抑えきれない表情で語りかけると、音楽へのとめどない思いを吐き出すように「メイ」「緑閃光」とエモーショナルな演奏を見せていく。そして、「人生の中で戦わないといけない時があると思います。そんな時の勇者に捧げる曲です」と松本が話し、「innocence」を披露。<この日々が定めから放される事はない それでも この意志は消えたりしない>ただ真っ直ぐなだけの応援歌ではない、迷いながらも進み、戦っていくLAMP IN TERRENだからこそ歌える歌だ。

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 「演奏する側と、聴く側、どちらが欠けてもダメ。だから、みんなに聴きたいと思ってもらえるものを作らなきゃと思った」と松本が新たなる決意を見せ、その後「この1年、苦しいことも多かったけれど、みんながいたから続けられました。ありがとう!」と改めてファンへの感謝を伝える一幕も。そして、観客の合唱とともに、ライブ冒頭にも披露した「キャラバン」を歌い、本編は幕を閉じた。

 アンコールでは、飛び跳ねるような演奏から、ライブが楽しくてたまらないという様子が伝わってきた。松本がマイクを通さず生声で歌唱する場面もあり、バンドも観客もテンションは最高潮に。最後に松本は叫ぶように「ありがとう!」と言い、ステージから去っていった。

 鳴り止まぬ拍手にメンバーが再びステージに登場すると、ライブはアンコールへ。「新曲がいっぱいあるから、早くみんなに聴かせたい!次のワンマンではみんなが知らない曲もたくさんやります!」という松本の言葉から、早くも11月19日に赤坂BLITZで開催するワンマンライブへの期待がのぞいた。

 LAMP IN TERRENにとってこのワンマンライブはあくまでも通過点なのだろう。MCで松本が「4年後には人生の半分バンドをやっていることになる。その時にはツアーをやろう!」と話していたことからも分かるように、彼らはもうずっと先を見据えていた。自分たちの音楽への自信と、未来への期待。LAMP IN TERRENは、まだまだこんなもんじゃないーーそんなメッセージが伝わってくるような、これからへの闘志を見せつけたライブだった。11月1日からは新たに、11月に11公演を行なう対バンツアー『TOUR "11" L.A.P』がスタートする。対バン相手と切磋琢磨することで、彼らがバンドとして新たな一歩を踏み出していくことに期待したい。

(取材・文=村上夏菜/写真=山川晢矢)

<セットリスト>
1.林檎の理
2.ランデヴー
3.Grieveman
4.雨中のきらめき
5.balloon
6.ボイド
7.リメンバー
8.heartbeat
9.pellucid
10.とある木洩れ陽より
11.メイ
12.緑閃光
13.ワンダーランド
14.multiverse
15.innocence
16.キャラバン
17.メトロポリス
18.L-R
19.portrait

LAMP IN TERREN HP

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