Little Glee Monster、“高校生のうちに武道館公演”到達の喜びと新作での変化を語る

リトグリ、新作と武道館到達の喜び語る

「新しい一面を見せられると思ったらウィッグも楽しくて」(芹奈)

──ではニューシングル『私らしく生きてみたい/ 君のようになりたい』の話題に移りましょう。7月中旬、今回のヴィジュアルおよびアートワークが公開されたときは本当にびっくりしました(参照:Little Glee Monster、新作ビジュアルで大幅イメチェン 亀田誠治×いしわたりタッグの新曲MV公開)。

全員:(笑)。

『私らしく生きてみたい』Short Ver.

──スタイリッシュなMV含めて、ニュースでもかなり大きな反響がありました。2016年はまず1月に発売された1stアルバム『Colorful Monster』で結成からの集大成を提示し、続く5月発売の5thシングル『My Best Friend』で次の一歩を見せてくれました。でも今回のシングルではそこから一気に振り切れた印象がありますよね。

芹奈:ですよね(笑)。ウィッグまでかぶっちゃいましたし。最初にジャケットやMVでウィッグをかぶるよと聞いたときは、ほんまに冗談なんじゃないかな? と思ったぐらいびっくりしました。だって、自分の人生の中でウィッグをかぶる日が来るとは思ってなかったので(笑)。でもリトグリとして新しい一面を見せられるのかなと思ったら、撮影していてもすごく楽しかったです。

アサヒ:私なんて金髪のウィッグだったので、メンバーには最初「似合ってない!」って言われたんです(笑)。でもファンの方からは「意外と金髪、似合ってるんじゃない?」と言われたのは嬉しかったですね。

──本作は両A面シングルとなっていますが、最初のリードトラック「私らしく生きてみたい」はアップテンポのソウルナンバーでめちゃくちゃカッコいい仕上がりですね。この曲を最初に聴いたとき、皆さんどう感じましたか?

芹奈:今回は亀田誠治さんに初めて作曲していただいたんですけど、私的には「今までのリトグリの曲の中で一番好きな曲になる!」って聴いた瞬間に思って。だからレコーディングもかなり気合いが入りました。

──亀田さんとは皆さん実際にお会いしたんですか?

全員:はい。

MAYU:すごくフレンドリーな方でした。

芹奈:特にmanakaは亀田さんのことをすごく好きで。

manaka:東京事変が大好きというのもあるし、NHKの番組(NHK Eテレで放送された『亀田音楽専門学校』)も本当に毎週観ていたので、最初にお会いするときはめちゃめちゃ緊張したんですけど、本当にフレンドリーで気さくな方だったので、嬉しかったというかホッとしました。あと、レコーディング後にお会いしたときに「あとは任せてね! 絶対にいい作品にするから!」と言ってくださったのがすごく印象に残ってます。

「盛り上がるアレンジと<なりたい自分になる>の歌詞がぴったり」(MAYU)

──この曲の中で特にこだわったところ、ここに注目して聴いてほしいというパートはありますか?

アサヒ:今回ハモりは「Woo」とか「Ahh」とかだけじゃなくて、歌詞をなぞっているハモりもかなり細かくなっていて今までとは違う感じで楽しくできました。

かれん:<鏡で嫌なところ探して隠していても 自信もない不自然なだけ 個性はチャームポイントにしなきゃ輝かない>という歌詞があるんですけど、この曲にはそういう心に刺さるフレーズがたくさんあって。私自身もこの歌詞がすごく好きなので、自分のことで迷ってる同世代の人にはぜひ歌詞に注目して聴いてほしいです。

MAYU:特に今回は歌詞とメロディがぴったりと合った曲だと思うんですよ。メロディ自体もカッコいいし、歌詞も序盤はネガティブな言葉が出てくるけど、サビになると前向きになって、だんだんと盛り上がっていくアレンジと<なりたい自分になる>っていう歌詞が本当にぴったりで。全体を通して好きだなと思える1曲です。

麻珠:この歌詞の主人公は心が強くてカッコいいなと思うんです。私は<好きなものは好きと言える私が好き>のパートを歌っているんですけど、すごく共感できるフレーズで。自分自身も自信に満ち溢れた感じで、力強く歌ってます。

芹奈:リトグリの楽曲には応援ソングが多いんですけど、この「私らしく生きてみたい」は応援の仕方が今までとは違っていて。これまでは「私たちが背中を押してあげるよ」という曲が多かったんですけど、今回は自分で自分を奮い立たせながら「なりたい自分になるよ」という決意が表せれているので、共感してもらえるポイントも多いんじゃんないかと思います。

manaka:今回は曲の中に初めてラップパートがあって。私のパートは最後の<耐えられない もう出来ない>なんですけど、そこが結構難しくて。レコーディングでもラップというよりはセリフみたいになってしまって、試行錯誤しながら今の形になったんです。

芹奈:ラップは特に難しかったですね。今までもメンバーが代わる代わる歌うパートはあったんですけど、今回はラップでそのスピード感も違うから。そこでいかに自分の個性を出すか、レコーディングでも苦労しました。

──ちょうど前回のインタビュー(参照:Little Glee Monsterが考える、ボーカルグループとしての“強さ”「ひとつにまとまらないのがリトグリの良さ」)のときに、皆さんの間でラップが流行っているという話がありましたよね。

全員:あーっ、言ってました!(笑)

──今まさにその話題を思い出して、「こうやって次の曲につながっていくんだな」と皆さんの話を感慨深く聞いてたんですよ。

芹奈:まさかこういう形で披露することになるとは。恥ずかしいですね(笑)。

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