内田彩が“ハルカカナタ”のファンに届けた歌と言葉 “武道館前”最後のワンマンライブをレポート

内田彩、武道館前ラストワンマンレポート

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 ライブは後半へ突入すると、内田はバンドメンバーを再度呼び込み、観客に紹介。「ここからはビシっとカッコよく歌いたいと思います!」と語り、「最後の花火」から「Like a Bird」、「絶望アンバランス」、「キリステロ」と“ロックな内田彩”を前面に押し出した展開に。何かが彼女に乗り移ったかのように、声色から一挙手一投足までが別人に見えるのは、演者としてのキャリアと実力があってこそだろう。経験したすべてのことが今に、武道館に、そしてその先へと繋がっていくのだと感じさせられた。

 最後の「Blooming!」前には、「みんながひとつひとつの種に見えるあの曲なんですけど」と告げると、何の楽曲が披露されるか察知したファンから声援を浴びる一幕も。内田は「いつもはピンク色ですけど、このツアーからはぜひカラフルな自分の色を、自分の花を咲かせて貰えたら嬉しいな」と呼びかけ、<咲き誇れ みんな>と歌い上げる彼女を、色とりどりのペンライトと一体感のあるコールが会場を包み込み、ライブ本編は終了した。

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 歓声に応えて行なわれたアンコールは、スピーディーな展開とスウィートな歌詞が特徴の「ドーナツ」からスタート。内田は「後ろで着替えているとき、みんなのアンコールの声、これ(イヤモニ)を外すとすっごくうるさいよ(笑)。でもほんとにありがとうー!」とファンの熱量に感謝したあと、「ファイナルだけ特別に、ツアーで出会ってきたみんな、今日ここに来てくれたみんなにこの曲を」と語り「ハルカカナタ」を披露。最後に、地方で会ったファン、この日遠方から訪れたファンに向け、「色んな地方でライブができたらいいなと思います!」と語り、彼女が歌手活動をスタートした楽曲「アップルミント」でアンコールを締めくくった。

 7月のバースデーイベントを除くと、内田にとってはこれが武道館前最後の単独ライブ。その公演を良い形で締めくくったことは、きっと武道館への弾みになるに違いない。持ち曲すべてを披露するという武道館ライブは、内田の持つ“顔”をどこまで見せてくれるのか、ますます楽しみになるツアーファイナルだった。

(取材・文=中村拓海)

■セットリスト
1.スニーカーフューチャーガール
2.Breezin’
3.Sweet Rain
4.Let it shine
5.Go! My Cruising!
6.Growing Going
7.color station
8.オレンジ
9.Sweet Dreamer
10.Party Hour Surprise!
11.Floating Heart
12.Merry Go
13.最後の花火
14.Like a Bird
15.絶望アンバランス
16.キリステロ
17.Blooming!
En1.ドーナツ
En2.ハルカカナタ
En3.アップルミント

■ライブ情報
『AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~』
8月13日(土)16時 開場/17時 開演
日本武道館
8,800円(税込)

<内田彩OFFICIAL SITE先行受付情報>
受付日時:6月10日(金)12時~6月19日(日)23時59分
当選発表:6月22日(水)13時

<一般発売>
7月23日(土)

『内田彩 BIRTHDAY EVENT』
7月23日(土) Zepp Namba(大阪) 13:00開演
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570‐200‐888

7月24日(日) Zepp Divercity(東京) 14:00開演/18:30開演
お問い合わせ:ディスクガレージ 050‐5533‐0888

『ACROSS FESTA!!8.322+0.001 ANNIVERSARY』
7月23日(土)夜公演 開場17:30  開演18:30
有楽町よみうりホール  ※内田彩の出演は23日夜公演のみ。

■関連リンク
内田彩 アーティストHP
スタッフ公式Twitter

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