関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、A.B.C-Z…それぞれのコンサートに見る“一体感”の違いとは?

A.B.C-Z

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(C)タナカケンイチ

 メンバーのパフォーマンス自体が一体感で溢れている、A.B.C-Z。一糸乱れぬダンスとアクロバットは、観客の目を惹きつけて離さない。しかし、メンバーだけではなくファンの適応能力の高さも一体感を生み出している要因の一つだと思う。中でも、ペンライト演出は一体感が顕著に見える。A.B.C-Zのコンサートでは、毎回メンバーの河合郁人の指示の下、ファンがペンライトの色を変えたり、ON・OFFを切り替えたりして盛り上げる演出がなされる。もちろん、事前に練習はできないため本番一発勝負なのだが、失敗することはほぼない。また、適応能力の高さはファン1200人がエキストラ出演した「Legend Story」のMVでも発揮されている。1曲を通してノーカットで撮影されたこのMVにファンも参加しているのだが、当日の撮影会場での指示にも関わらず、見事に一体感を出し、少ないテイクでOKを出したのだという。「A.B.C-Zを応援したい」という強い思いが、ファンの適応能力、ひいてはコンサートでの一体感に繋がっているのかもしれない。

 上記3グループ以外のコンサートでも、それぞれのグループにおける一体感を味わうことができる。ジャニーズのコンサートに参加する醍醐味の一つである、「みんなで盛り上がる」という体験をぜひ一度味わってみてはどうだろうか。

(文=高橋梓)

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