関ジャニ∞渋谷、キスマイ宮田、A.B.C-Z戸塚……我が道をゆく個性派ジャニーズメンバーたち

「ギリギリの危うさ」A.B.C-Z・戸塚祥太

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(C)タナカケンイチ

 A.B.C-Zと言えば、メンバーの塚田僚一が『アウト×デラックス』(フジテレビ系)でその破天荒なキャラを披露して話題を呼んだが、ファンの間で“奇行子”と呼ばれている戸塚のキャラクターもなかなか面白い。端正な顔立ちからは想像しづらい「ギリギリの危うさ」が彼の魅力だと思う。彼の奇行には、さまざまな伝説がある。駅のホームで持ち歌を振り付きで大熱唱してファンに見つかり、握手してくださいと言われるものの「今忙しいから」と断る。手に服を持ち、ホッカイロを額にあて「寒い!寒い!」と言いながら裸で電車待ちをする。電車の中でいきなり叫びだす……。これらのエピソードはファンの間では有名な話だ。2015年の初夏に行われた『A.B.C-Z Early summer concert』でも、いきなり上半身裸になって舞台上を走りだしたかと思えば、ベルトまで外そうとするなど、なかなかの破天荒ぶりを見せてくれた。その行動を心配するファンもいるようだが、逆にその「ギリギリの危うさ」が彼の魅力になっているのではないだろうか。

 “枠にはまらないアイドル像”を魅せてくれる彼らのような存在こそが、ジャニーズの可能性をさらに広げているのかもしれない。

(文=高橋梓)

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