TWEEDEES出演『レコードの日』トークイベントレポ 沖井礼二と“プロ生徒”清浦夏実がレコードの魅力伝える

『レコードの日』トークイベントレポート

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 その後、清浦がプレーヤーを使って『Winter's Day / Boop Boop Bee Doop! ~New Mix~』を初めてプレイする場面に移るが、清浦は45回転のレコードを誤って33回転で掛けてしまい、観客は爆笑。沖井も「やると思ってたんだよー」といたずらに笑い、続けて「坂本龍一さんの『Media Bahn Live』という2枚組の盤があって、D面だけ45回転なのを気付かずに10年間聴いていたことがある」と、自身のエピソードも披露した。

 また、沖井は「レコードは盤面の模様を見て『ここがギターソロだな』とわかるから、この場を借りて当ててみたい」と『Winter's Day / Boop Boop Bee Doop! ~New Mix~』で実験。しかし見事に失敗し、観客の笑いを誘った。

 続けて3人はレコードとCDの音質の違いを検証。『Winter's Day / Boop Boop Bee Doop! ~New Mix~』の2曲目「Boop Boop Bee Doop! ~New Mix~」を使って聴き比べをした清浦は「レコードのほうがまろっとしている」と述べ、沖井は「中音域が違うよね。音源がCDになるとき、人間の可聴音域より上もしくは下をカットするんだけど、レコードのほうはそれが発生する。それが耳じゃなくて皮膚から入ってくる感じがして、僕は好きですね」と語った。

 行氏が「アナログレコードをレコード屋で買わずに、古道具屋で買う。昔の名曲は沢山流通していたぶん、1枚50円や100円で手に入るから」と語ると、沖井は「たまにアタリもあったりね。今日はそんな話もしたくて持ってきたんだよ」と続き、Cymbals『That's Entertainment』のプロモ盤7インチを取り出すと、会場からは笑いと歓声が起こった。沖井はこの盤について「『Show Business』『What's Entertainment?』『Mach 0.8』『Situation Vacant』が入っている」とレア盤であることを明かし、続いての話へ進もうとしたところであえなく時間切れとなり、最後は「3年B組! レコード先生!!」の大合唱でトークイベントは終了した。

(取材・文=中村拓海/店名=タワーレコード新宿店)

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