TAK-Zが語る、新アルバムで目指した新たな地平「いろんなところから導かれた作品」

「今回のアルバムは“ガイダンス”って言葉が一番ハマる」

――敬愛するジャマイカのアーティスト、ピンチャーズとの共演が実現した「BOOM SALUTE」にも個人的な強い入れが強いと思うんですが。

TAK-Z:夢のまた夢だったというか、アルバムの中で一番思い入れが強いかもしれないです。これは自分がピンチャーズのフロウもカヴァーしていて、ただただピンチャーズが一番好きなアーティストだっていう曲を書いて、関係者だけに送ったのがきっかけだったんです。それをジャマイカ在住のコーディネイター、オカマイさんがピンチャーズ本人に聴かせてくれたんですよ。それでいきなり本人に電話を代わられて(笑)。そしたらピンチャーズがすごいベタ褒めしてくれて、この曲はコンビネーションにして、リリックはこう歌えとか、ピンチャーズ自身が仮録りしたトラックを送ってくれたりとか、ジャマイカ人にはめずらしい真面目なアーティストでした(笑)。

TAK-Z "この路へと" [ MV ]

 

――さらに、三木道三改めDOZAN11さんがプロデュース・客演で参加した「VERY VERY HAPPY」や、JUMBO MAATCHさんとの「痛みの手紙」といった曲も。

TAK-Z:JUMBO君とは前に「君だけの-not an easy road-」っていう前向きな曲を一緒に歌わせてもらって、その時も心の底をえぐるようなリリックを書いてくれたんですけど、次はそれと真逆のJUMBO MAATCHが見たくて。政治的なことも言いつつ、最後はポジティブな曲になってます。三木くんとの曲も、初めはピンの曲で別れと出会いっていうテーマで書いてたんですけど、オケ的になかなか三木くんがハマらなくて(笑)。スタジオワークでも、マンガ読んだり、しゃべったり、そして寝ちゃったり……「じゃ、またな!」みたいな感じが5回ぐらい続いたんですけど(笑)、「VERY VERY HAPPY」のリディムを聴いたら三木君がピンときたのがわかって、それから一気に制作が軌道に乗りましたね。

――改めて今回の『Stardelight』どんなアルバムになったと思いますか?

TAK-Z:今回のアルバムは“ガイダンス”って言葉が一番ハマるぐらい、いろんなところから導かれた作品で、とても納得いくものを作れたと満足しています。聴く人にはフューチャーを感じてもらいたいし、「キミノミカタ」にしてもそうなんですけど、周りにはみんないるし僕もいるよっていうのを感じてもらいたい。自分らしい作品になったと思うので、アルバム一枚を通した流れで聴いてほしいですね。

――本作に続いて、10月には仙台、東京、福岡、広島、そして大阪を回るワンマンツアーも予定されてるそうで。

TAK-Z:ワンマン・ライブのツアーは初めてなんですけど、ワンマンのステージは生き様を見せられる場所。TAK-Zを丸々感じてもらえるライブにしたいと思っています。

(取材・文=一ノ木裕之)

TAK-Z NEW ALBUM「Stardelight」CM

 

■リリース情報
TAK-Z『Stardelight』
発売:8月5日(水)
価格:¥2,800(+税)
<収録内容:DISC 1(CD)>
1.Intro

2.Stardelight

3.STARDOM ANTHEM / TAK-Z & BIG BEAR

4.キミノミカタ

5.あの夏ときみ
6.VERY VERY HAPPY / TAK-Z & DOZAN11

7.Stand By Me
8.BOOM  SALUTE / TAK-Z & PINCHERS
9.TRIPLE  TROUBLE / TAK-Z, NEO HERO & PERSIA

10.痛みの手紙 / TAK-Z & JUMBO MAATCH
11.アジサイ Remix  / TAK-Z & ハイジ

12.最後のグッバイ feat.SHINGO★西成 / TAK-Z & KIRA

13.癒やしTRIBUTE (Original) / RYO the SKYWALKER, VADER, TAK-Z

14.この路へと
15. Hello Tomorrow / BIG BEAR & TAK-Z

<収録内容:DISC 2(DVD)>

1.最後のグッバイ feat.SHINGO★西成 MUSIC VIDEO / TAK-Z & KIRA
2.TRIPLE TROUBLE MUSIC VIDEO / TAK-Z, NEO HERO & PERSIA

3.SPECIAL FEATURES TAK-Z LIVE –PART.1-

4.この路へと MUSIC VIDEO / TAK-Z

5.Hello Tomorrow MUSIC VIDEO / BIG BEAR & TAK-Z

6.SPECIAL FEATURES TAK-Z LIVE –PART.2-

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