嵐『ARASHI BLAST in Hawaii』のコンサート演出に見る、圧倒的なエンターテイメント性とは?

 夕暮れ以降は、光を使った演出にも注目したいところ。アロハシャツを着たメンバーが炎の前で歌う、ハワイアンver.の「マイガール」や「Everything」は、その幻想的な明かりとあいまって、っさらにムーディーさを増している。そしてライブ後半「Monster」以降の楽曲では、彼らのダンスとステージのライティングと映像がすべて融合した未来的なパフォーマンスを披露。ステージのいたるところから炎の柱があがり、曲の終わりには花火も打ち上がる。さらに「GUTS!」では、メンバーそれぞれがリフトに乗り、再び客席をまわる。最後はまたメインステージへと戻り、「感謝カンゲキ雨嵐」で幕を閉じた。

 1曲ごとに次々と新たなギミックが現れ、観るものを驚かせる嵐のステージ。この圧倒的なエンターテイメント性は、ファンならずとも観る価値があるのではないだろうか。

(文=松下博夫)

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