乙女新党、新体制での初ワンマンで見えた可能性 武道館への一歩踏み出す

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 乙女新党は、メンバーはかわいいし、楽曲のクオリティは高いし、コンセプトもしっかりしている、もともと非常に可能性に富んだアイドルグループだったが、一つ大きな弱点があった。それは、メンバーの所属事務所がバラバラで、グループとしての時間の確保や継続的な活動が難しいというところだ。リーダーの高橋優里花はワンマンのMCで「武道館に行きたい」と目標を語った。乙女新党は2年後、3年後、そこにどり着くだけのポテンシャルは充分に持っているグループだと思う。そのためには今後、大きな切れ目を作らず、コンスタントに活動し、継続的な流れを作って、ファンと一緒に一歩一歩階段を登って行けるかどうかが鍵になってくる。

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 ワンマンのラストでは、来年7月に次のワンマンが開催されること(会場未定)が発表された。今年3月には、Party Rocketsと期間限定ユニット"乙女 Rockets"を結成し、仙台、名古屋、大阪、東京を巡るスプリットツアーを開催することも発表されている。この流れが途切れないことを期待したいし、その先には、きっとより大きな目標も見えてくることだろう。

■岡田康宏
編集者、ライター、カメラマン、評論家、コラムニスト、WEBプロデューサ。得意分野はサッカーとアイドル。著書・共著に『アイドルのいる暮らし』『サッカー馬鹿につける薬』『グループアイドル進化論』など。Twitter:@supportista

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