AKB48、初の外国人メンバー募集をどう読む? 10年後を見据えた海外進出の布石との見方も

 また、メンバー間の「言語の壁」も発生するのではとの疑問については、モーニング娘。8期生のジュンジュンとリンリンを例にだしてこう答えた。

「彼女たちは留学という形でモーニング娘。に加入し、母国でいずれ活躍することを夢見て活動をしていました。今回はどのくらい長期にわたって日本で活動するのか、どのくらい日本のグル―プにコミットするのかはわかりませんが、このオーディション出身者が活躍すれば、他の国への大規模展開もあり得ると思います」

 続けて同氏は今回の企画によって、総合プロデューサーである秋元康氏のグループに対する関わり方が見えたという。

「少し前に、秋元さんが沖縄で新グループを設立すると話していたように、海外への進出など、向こう10年規模での展開を考えているのではないでしょうか。数年前までは秋元さんがAKB48というプロジェクトをどこまで長期計画として考えているのか、どこまで本気でコミットしていくのか、まだ疑い半分・期待半分だったのですが、今回の発表を見る限り、このプロジェクトは長規模で拡大方向に明確に続けていくものになったんだという気はしますね。一時期は同氏がプロデュースから手を引くという噂もありましたが、グループを他の人に任せたとしても、AKB48グループを国内外に根付かせることには今後も尽力していくことでしょう。

 12月8日には9周年を迎え、10年目へと突入したAKB48。メモリアルイヤーにはこの後も様々なサプライズが待っていることだろう。

(文=編集部)

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