エアギター世界一の名倉七海、凱旋ライブで決意表明「エアギター世界大会の連覇目指す」

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イベントでは、バンド編成でのステージも。

 第二部からは歌手・名倉七海初のステージが開演する。バンドメンバーを従えた名倉は、先ほどの和装とはうってかわりレザージャケットにチェックのスカートというロックな出で立ちで登場。グラマラスに甦った吉田拓郎「川の流れの如く」を披露した。続くはアコースティックギターを抱え11月26日発売のデビュー曲「こうき心」。テレパシー解散後の彼女の心の支えとなった曲だ。7月に始めたばかりの本物のギターはまだ発展途上だが、不器用ながらもガムシャラにかき鳴らす姿は、音楽に対する情熱が感じられるものだ。テレパシー時代から定評のあった伸びやかで透明感のある声は、より強さを増していた。ラストは四つ打ちのダンスビートとなった「人間なんて」。フロアを真っ直ぐ前を見据え、声の限りを振り絞り、ライブを終えた。

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ライブ後半では、本物のギターでの演奏も披露した。

 終演後、彼女に今日の手応えとこれからの展望について話を聞いた。

――約8か月ぶりに人前で歌うのはいかがでしたか。

名倉:一人でのステージは初なので、とにかく緊張! まるで、世界大会決勝最後の演技の時みたいでした、あの時も苦しいぐらいに緊張していたので(笑)。でも多くのファンの方に見守ってもらえたので一気に心強くなりました。こうして私がステージに立てているのはファンの方の声援のおかげなんです。エアギターやってきて、本当に最高の瞬間でした。歌だけで気持ちを伝えなければいけないのは大変ですが、今日は私が『こうき心』という曲で得た力を、私の中に吸収して、私なりに昇華した想いを少しでも今日集まってくださった方々に伝えることができたと思います。

――『こうき心』、どんな人に聞いてもらいたいですか。

名倉:今頑張っていながら、悩みを抱えている人たちに聞いてもらいたいです。自問自答しながら新しい世界に飛び込んでみよう!という歌詞なので、「今この世界で息苦しく感じている人も1歩踏み出すことで景色が変わるんだよ」と、次のステップに向かう後押しになればいいと思っています。私も今日から新しく始まりました。『こうき心』も私も、みなさんと共に歩んでいけたら幸せです。

――名倉七海、これからの野望はありますか?

名倉:エアギター世界大会の連覇! 本格的にギターも弾き始めたので、エアギターももっとパワーアップするはず。成長していく私を見てもらいたいです。何より私のエアギターヒーロー・大地さんの2連覇という記録を超えたいです!

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世界大会優勝記念のギターを携えた名倉。

(取材・文=田口俊輔/写真提供=フォーライフミュージックエンタテイメント)

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