嵐のメンバーが“結成の地”へ 9月ハワイ公演の意義とは?

 自身のライブ体験は遅く、初めてのライブは事務所の先輩の後ろで「出る側」だったという櫻井。しかし自分でチケットを握りしめ、足を運んだライブのことは今でも覚えているという。昨年ニューヨークでジェイ・Zとジャスティン・ティンバーレイクのライブを観たあとは「このワクワクした感覚はいつまでも忘れないでおこう」と5人で誓ったそうだ。ライブパフォーマンスの評判から人気に火がつき、いまや日本で一番チケットの取れないアーティストになった嵐。そんな彼らにとってファンと直接コミュニケーションのとれるライブはいまも昔と変わらず特別なもの。何が起こるかわからない、そんな「生」の時間を同じ場所で共有できる。そうやってファンと一体になれるライブは彼らにとってもかけがえのない貴重な体験なのだ。

 今回のハワイ公演について二宮和也は「15周年の記念にハワイへ行くという感覚ではなく、嵐が次へ向かってちゃんと走り出せているというのが見える、そういう公演にできればいいなと思います」とコメント。櫻井も「個人的には15周年記念というよりは20周年に向けた糧のひとつにしたい。後々振り返ったときに、今回のライブが次のステージへの助走というか”はじめの一歩”になればいいなという思いでハワイを設定した」と語る。彼らにとって「第二章」の幕開け、次なる伝説に向けて嵐はすでに走り始めている。

(文=北濱信哉)

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