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ヒップホップ界のキーマン、YANATAKEの現場レポート

EDMブーム、ダンス規制、変化する客層…クラブシーンは今どうなっているのか?

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ライトな層も気軽にクラブを楽しめる時代

 「楽しい=人が大勢いる」いう考え方もあるので、ビジネスとしての成功を考えるのであれば間違ったやり方ではありません。このような場所を好む新しい客層に関しては、クラブの楽しみ方自体の本質も変わりました。それは、カラオケ的な感覚で遊ぶ層が参入した、ということ。カラオケで知らない曲を歌われても盛り上がりませんよね? みんなと一緒に知ってる曲で騒ぎたい! という人口が圧倒的に増えたんです。裏を返せば、それだけライトな層も気軽にクラブを楽しめるようになったわけです。コアな層もこれをひとつのチャンスだと思わないとね。今は多くのクラブがセキュリティを雇い、入場時にはIDの確認や荷物のチェックもされるし、安全面でもキチンとしているところがほとんどです。

 健全に遊べるのは、むしろクラブかもしれない。これから初めてクラブに行くような人たちも、興味が沸いたらまずはSNSで情報収集をしてみてはどうでしょうか。そこにはディスカウント合戦のような触れ込みも多数存在しますが、自分に合った音楽の情報をしっかり発信してくれているDJもたくさんいます。それらとうまく合致すれば、安くカッコイイ音楽で遊べるチャンスはいくらでもあるのです。

 メディアでも取り沙汰されている風営法では、都内よりも地方都市の方がそのイメージは深刻な問題となっていますが、これをきっかけに問題が改善されたり、より遊びやすい環境になるよう働きかけている業界人や政治家もたくさん出てきました。オリンピックの開催も見据えて、世界水準に合わせたエンターテインメントの場所として成長していけることを目指して、さらに盛り上がっていく可能性を秘めているのです。

 冒頭にも書きましたが、日本のクラブ/DJは好みの音楽を追究できる素晴らしいシーンでもあるので、僕らは様々な音楽を楽しんでもらうための場所を作り続けますよ。期待してください!

■YANATAKE
 レコード・ショップ『CISCO』のヒップホップ・チーフバイヤーとして渋谷宇田川町の一時代を築き、レコード・レーベル「Def Jam Japan」の立ち上げやMTV Japanに選曲家として参加するなどヒップホップ・シーンの重要な場面を担う。DJとしてはClub Harlemでのイベント『Honey Dip』やYellowでの『FOWL』など、DJ HasebeやDJ Wataraiらと長期に渡り活動中。
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