- 関連タグ
- KinKi Kids
- ランキング
- さやわか
- ジャニーズ
- Tweet
- 2013.11.02
2013年10月21日~10月27日のCDシングル週間ランキング
1位:まだ涙にならない悲しみが/恋は匂へと散りぬるを(KinKi Kids)
2位:革命デュアリズム(水樹奈々×T.M.Revolution)
3位:EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~(EXILE)
4位:さよなら(西野カナ)
5位:ユニバーページ(三森すずこ)
6位:五月の蝿/ラストバージン(RADWIMPS)
7位:Winter Games(2PM)
8位:いいじゃん!(Tokyo Cheer② Party )
9位:HALLOWEEN PARTY (HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA)
10位:Remember me(くるり)

1位のKinKi Kidsは1997年のデビュー以来、どのシングルもチャートで初登場1位になり続けていて、B’zと並んで日本の音楽シーンでは手堅く1位を取るグループだ。そのノウハウとしては両グループともシングルの発売タイミングを選ぶことに非常に長けているという印象がある。
逆に言うと、これらのグループが新譜を出す週というのは、他にあまりデカいヒットを飛ばすようなシングルがない場合が多いと言えてしまう。実際、これらのグループの初週販売枚数は2位以下にダブルスコアくらいの差を付けることもざらにあり、そして今回のKinKi Kids『まだ涙にならない悲しみが/恋は匂へと散りぬるを』もそうなっている。もちろん曲がいいから売れているのだと言うことは可能だ。が、この発売タイミングの選び方はチャートを見る側として見事なものなものだし、またここぞという場合は1曲入り1コインシングルなどの手法を的確に投入してくるのも実にうまく、そちらも評価されてしかるべきだと個人的には思う。
ただ1位とは言ってもKinKi Kidsの初週売り上げはデビュー10年目となる2007年にリリースされた『BRAND NEW SONG』『永遠に』が20万枚を切ってから一貫して落ち続けており、2012年唯一のシングル『変わったかたちの石』は12万枚、つまり10万枚を切りそうなまでになっていた。おそらくその事実は今回、グループとしては異例なほどブランクを挟んだ1年9ヶ月ぶりにシングルをリリースする彼らにとって課題だったはずで、KinKi Kidsもまた最近のジャニーズの手法にならって2種類の初回限定盤および通常盤という複数バージョン商法による売り上げの底上げを計っている。これによって今作の初週販売枚数は18万枚近くまで回復したが、常に1位を求めたいKinKi Kidsとしてはまだまだ物足りないところだろう。来年発売されるはずの次作にはさらなる期待がかかる。
-
IZ*ONE、歌い踊る姿がもたらす昂揚感 日本デビューシングル『好きと言わせたい』でチャートイン
-
DEAN FUJIOKAは“ポストJ-POP”の頼もしい担い手に 最新作チャートインを機に考察
-
Aqours、劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』OP&EDで初の1位 生音で届ける“リアル”な感動
-
King Gnu、『Sympa』でチャート初登場4位の快挙 常田大希の“鬼才”ぶりに注目
-
Aimer、女性ソロアーティストとして5年ぶりシングル1位 “シンガー”の魅力を深掘りする内容に
-
DA PUMP、『紅白』勢並ぶチャートにランクイン ベスト盤で再確認するグループのポテンシャル
-
星野源、2018年最後のチャートで首位獲得 『POP VIRUS』は“根っこ”を語るアルバムに
-
SKE48、合算シングルランキング発表後初の1位に 最新シングル『Stand by you』収録曲を分析