>  >  > 亀田誠治がコードのカラクリを解説

亀田誠治がEテレ『亀田音楽専門学校』で、J-POPのヒット術を明かす(第4回)

山下達郎、ユーミン、aikoの曲でも…都会的かつ切ない“オトナのコード”とは?

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 音楽プロデューサーの亀田誠治がJ-POPのヒット曲を分析するテレビ番組『亀田音楽専門学校』(NHK Eテレ)の第4回が10月24日、23時25分より放送された。

 同番組は、亀田が校長、小野文惠NHKアナウンサーが助手を務め、毎回さまざまなアーティストがゲスト出演する全12回の教養番組。ゲスト講師には、前回に引き続きシンガーソングライターの秦基博が登場し、亀田とともに「オトナのコード学」について講義した。

 コードとは、3つ以上の音を同時に鳴らした時の響きで、それぞれに「C」や「G」といった名前が付いている。亀田は「Jポップにはムフフなコード、オトナのコードが使われているんです」と含み笑いを浮かべ、さっそく題材となる楽曲として『あまちゃん』オープニングテーマを紹介。楽曲の最後に流れるコードが「メジャー7th」であると説明した。メジャー7thは、3音で構成されるメジャーコードに、そのコードの下から7音階目の音を加えたコードのこと。「C」=「ド」なので、Cメジャー7thなら「ドミソ」に「シ」を足したコードになる。

 亀田はこのメジャー7thを「オトナのコード」とし、その響きを「青空に一点の雲があるようなイメージ」と表現した。その感覚を伝えるため、亀田は助手に『あまちゃん』の最後のコードを、Cメジャー「ドミソド」で弾いてもらい、Cメジャー7thの原曲と比較することに。すると、Cメジャーのほうは明るく響き、すっきりとした印象だが「これから何かが始まるのかな」といった“含み”は、あまり感じられない響きとなった。また秦は、Cメジャー7thについて「切ないんだけど澄んでいる、透明感のある印象」と、その感覚を語った。

 番組ではさらにメジャー7thへの理解を深めるために、J-POPの名曲とともにその響きを味わうことに。

J-POPの名曲から学ぶメジャー7thの印象とカラクリ

 山下達郎が結成したバンド、シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」を聴いた小野が「なんかドライブをしている風景が浮かびました」と、その感想を語ると、亀田は「近い! なんかシティ感みたいなものが沸きません? メジャー7thは洗練されたイメージをもたらすんですよ」と続け、「このコードはある時期からJ-POPで使われるようになったんです。70年代の初頭、キャロル・キングなどのシンガーソングライターが私小説的な歌を歌う時に、このコードをいっぱい使い始めたんですね。それに影響を受けて、山下達郎さんや松任谷由実さん、オフコースなどが、このコードを使った曲をたくさん作ったんです」と語った。

 荒井由実の「中央フリーウェイ」を、メジャーとメジャー7thで弾き比べると、その違いはさらに明らかに。小野は「昼と夜くらい違いますね」と感想を言うと、亀田は「まさにその通り。実はそういう風に思わせるには、ちょっとしたカラクリがあるんです」と返した。

 メジャー7thのカラクリを説明するため、亀田は五線譜に向かい、Cメジャー7thの音符を記入。「ドミソシ」の中の「ミソシ」が、実はマイナーコード(短調)=暗い感じのする和音であることを指摘。さらに「ドミソ」はメジャーコード(長調)=明るい感じのする和音であり、Cメジャー7thがメジャーとマイナーの響きをあわせ持ったコードであることを解説した。

      

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