世間のAKB48離れを食い止めろ! 大島優子、指原莉乃らの“重役ユニット”Not yetへの指命

 しかし、その後の「波乗りかき氷」からは、AKB48のシングルで多用されているギターサウンドと160前後のBPMとMIXが打ちやすいAKBフォーマット楽曲へ移行。一度はユニットとしての目的を見失った感は否めなかった。しかし今作「ヒリヒリの花」にひとつの回答を見出すことができる。よりギターサウンドを強調した本楽曲で連想するのは、AKB48の代表曲「ヘビーローテーション」だ。

 大島優子の少しかすれた声とギターロックとの相性の良さは、「ヘピロテ」や「ギンガムチェック」といった大島センター楽曲で証明済みである。前田敦子の卒業以降、様々なセンター起用を試み、新しいアプローチを続けるAKB48のイメージとは異なり、これらは大島優子が世間に浸透させたAKB48のイメージであろう。そのイメージを裏切らない、そして世間のAKB48離れを食い止めるための指命を与えられたのが今のNot yetであるーーと読み解くことができる。

 大島、指原、横山とAKBグループでも大看板となっている3人を擁するNot yet。天才的バイプレーヤーの北原も含め、4人が世間のイメージするAKB48を補完している間に、AKB48では“次世代のAKB48”へと進化するための準備が粛々と進められて行くのだろう。

■エドボル
放送作家。『妄想科学デパートAKIBANOISE』(TOKYO FM水曜25:00-)『安田大サーカスクロちゃんのIdol St@tion』(目黒FM隔週木20:00-)、『Tokyo Idol Festival2013』(フジテレビNEXT)など、テレビ・ラジオなどの構成を担当。サイゾー、SPA!などでもアイドル関連のインタビューを中心に執筆中。

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