【Steam】週末の相棒は中毒性抜群の”死にゲー”! いま遊びたい名作アクション『VVVVVV』

週末の相棒は中毒性抜群の”死にゲー”!

 8月中旬のお盆休みシーズンも終盤に差し掛かり、会社の出勤日や業務開始日に備えて世間のムードが日常へと戻りつつあるこの頃、読者の皆様はいかがお過ごしだろうか。きっと各々のライフスタイルに応じて休日を過ごしたと思われるが、もしかすると、「手持ち無沙汰な休日が残ってしまった……」とお困りの方もいるかもしれない。

 そんな読者にオススメしたいのが、本稿で取り上げる『VVVVVV』(シックスブイズ)。2010年1月に発売されたアクションゲームで、PC版をはじめ、現在はマルチプラットフォーム向けに展開されている名作である。ではなぜ約10年前に誕生した作品を今紹介するのか? それは、本作が「休日の余暇をつぶすのにピッタリの相棒」となりうるタイトルだからだ。なお今回は、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」で配信されているPC版について記載する。

コンピューターゲーム黎明期を思わせるゲームシステム

 まずは『VVVVVV』の概要説明から入ろう。本作の舞台は宇宙空間を航行中にアクシデントに見舞われた宇宙船。プレイヤーは遭難した宇宙船のキャプテンとなり、バラバラにははぐれてしまったクルー(船員)を助け出すべく、船内や外部の空間を探索することになる。ゲーム本編のストーリー部分は英語テキストで進行するが、特にリーディングができなくてもプレイに支障はない。「船が壊れて何だかパニックになっている」と大まかなイメージを掴むだけでOKだ。

 基本的な操作はWASDキーで行う”キャラクター移動”がメインだが、反対方向の天井へ着地する”重力切り替え”といったユニークなアクションも用意されている。

 やや慣性の働く移動と重力切り替えが合わさることで、全体のゲームスピードは気持ち速め。またスクリーンショットを見てもらえれば分かる通り、キャラクターやフィールドを含めてピクセルを基調としているのが特徴。その簡素なグラフィックはファミコン風……と言うより、どこかコンピューターゲーム黎明期を想起させる。

 一方のBGMは”ピコピコ”とこだまするチップチューンながらも、爽快感溢れるものから操作に集中するプレイヤーを邪魔しないアンビエントミュージックに近いものまで、どれも耳を傾けてじっくり聴きたくなる楽曲ばかり。そのクオリティの高さから、いつの間にか「BGMを聴きたいが為にゲームをプレイしている」という”逆転現象”が起きることも珍しくない。

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