猫乃木もち&ヤマトイオリのPUBG実況も TGS2018ライブ配信レポート:後編

 9月20日〜23日、千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2018(TGS)」で、ひときわ異彩を放っていた「Wright Flyer Live Entertainment(WFLE)」のブース。2日目のトップバッターは11時から配信を始めた.LIVEアイドル部の猫乃木もちとヤマトイオリ。「日頃の生配信で鍛えた生実況トークをお見せします!」と第して、観客とのトークとPUBG実況を行った。

 2人でタッグを組みゲームを進めていくが、終始マイペースなヤマトイオリと、戦況を把握しながらイオリをフォローする猫乃木もちの凸凹プレイが進む。ゲーム開始時からすでに、家の中で冷静に武器を確保する猫乃木もちと、慌てふためくヤマトイオリのコントラストが絶妙に噛み合って面白い。途中、早速一人を仕留める猫乃木もちにヤマトイオリも感激。

「いおりん!お届け物だ!」「なに〜しいたけ〜?」「しいたけじゃない!」

 途中、室内での籠城戦となり、何度か重傷を追うも、着実に作戦を立てて敵を殲滅する猫乃木もち。順調にゲームを進めていくように思われたが、「作戦変更!『がんがんいこうぜ』と宣言した直後、前線に飛び出してしまい、生存者22人の段階で矢継ぎ早に2人とも倒されてしまった。

 まったくキルを取れなかったヤマトイオリも、「一人でやるより心強くて楽しかったね!」と語り、初のTGS配信を喜び、猫乃木もちも「今日は、清楚なPUBG配信をお見せできてよかったです!」と語った。

 13時からは道明寺ここあの「トーク・ライブ&セッション」と題された配信が始まった。普段から歌い手として活動する彼女が、カバー曲による楽曲ライブで会場を盛り上げる。

 1曲目はLiSAのRising Hope。道明寺ここあ自身が大好きだと語るLiSAのヒットナンバーを高らかに歌い上げる。「get up! come on! and hurry up! come on!」と会場を煽り、白熱のライブが始まった。2曲目はバルーン氏作曲の「シャルル」。VOCALOID v flowerが歌う同曲のパワフルな高音も不安なく伸びやかに響かせる。時々見せる憂い顔も魅力的だ。

 2曲を歌った後で挟まれたMCでは、自己紹介を行った後に観客とのコミュニケーションを行った。以前行われたバーチャルカラオケ企画の話を振られて喜び、今後の「歌ってみた」活動についても「曲名とか教えていただければ、頑張って覚えてきます!」と意欲を示した。

 3曲目ではTK from 凛として時雨の「unravel」を歌う。『東京喰種トーキョーグール』の主題歌として書き下ろされた同曲は音域も広く緩急の大きな曲だが、これを歌い切るレンジの広さこそが道明寺ここあの魅力なのだと感じた。続く4曲目に披露したのはLiSAの「Catch the Moment」。『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の主題歌であり、アップテンポな明るい曲だ。続く激しい曲も難なく元気いっぱいに歌っていく。

 「次がラストの曲になります」と言って始まったラストナンバーはONE OK ROCKの「Wherever you are」。結婚式の定番ソングである同曲を、低音の力強いビブラートを響かせつつ、しっとりと聞かせた。

 ライブを終えた道明寺ここあは、「私はこういう舞台で歌うことがなかなかないので緊張しましたが、とても楽しかったです!」と締めくくった。

 2日間のラストを締めくくるのは『葉月ナツの耐久ゲーム実況!』だ。葉月ナツに加えて彼女のバックアップスタッフである社畜ネコとごろうが加わり、3人で『PUBG MOBILE』をプレイしていく、という企画だ。ドン勝を目標にプレイするが、もし途中で死んでしまった場合、その瞬間プレイヤーに電流が流れるというヘビーな罰ゲームが待っている。ごろうはほぼ初見のこのゲームだが、目標はドン勝!と高い志を見せた。社畜ネコは2桁キルを目標にしていると語った。

 ゲーム開始時パーティとはぐれてしまう葉月ナツ。ごろう・社畜ネコとの合流を果たせずに一人で武器を探すことに。しかし、武器を見つける間もなく、開始2分で撃ち殺されてしまう。あまりに早い退場のため、ここからは社畜ネコの画面を見ながらの実況プレイが始まった。その後、早々にごろうも死んでしまい、直後に社畜ネコも殺されてしまったため、開始10分立たずに3人はロビーへ。早々に電流の餌食となってしまった。

 続く次戦、「生き残りたい!」と目標を掲げた葉月ナツ。しかし、またも開始2分で即全員殺されてしまい、電流が3人を襲った。

 めげることなく「次!次!」と再戦。3戦目では激戦区を避け、人気の少ない場所をスタート地点に設定した。今回は装備を着実に手に入れて銃も装備。葉月の1キルもあり、会場でも歓声が上がった。

 生存者36人の段階でも敵とのエンカウントを避けながら3人生き残り、装備を強化しながら進んでいく。縮小していく安全圏を着実にフォローしながら生存者14人まで持ちこたえるものの、縮小した円の中で1人ずつ仕留められてしまい、あえなく敗北。

 4戦目では乱戦を避けつつチームで行動することには成功したが、ごろうの装備が揃わないまま、半裸で戦場を走る羽目に。さらに戦況を見誤った結果、安全地帯へ向かう道中、生存者63人の段階で3人まとめて殺されてしまう。5戦目の開始時に残り時間は20分程度となり、果敢にチャレンジするも再序盤に殺されてしまい、電流の餌食に。

 ラスト1戦、これまでの失敗を糧に今度こそドン勝を目指して挑戦。プレイヤーの少なそうな場所に降り、潤沢な武器を拾いながら装備を固めていく。海に落ちた補給物資を取るために車で海に飛び込み、物資を獲得した段階で生存者は26人、これはドン勝できるのでは……!という期待があったものの、TGSの閉幕と同時に配信は終了、その勝敗を見届けられないまま、イベントは終了となった。

 2日間に渡りVTuberのライブ配信を行ったWFLE。ブースは終始盛況で、視聴者がVTuberとコミュニケーションを取れる貴重な機会を提供した。同社は今年の秋にアプリ「REALITY Avatar」の公開を予定している。ユーザがオリジナルアバターを作成し、VTuberとして配信できるアプリで、新たなプラットフォームの展開に期待も高まるばかりだ。

■白石倖介 
テック系月刊誌の編集者を経て、フリーライターとして活動中。Mac・iOSに詳しい。最近の興味対象は人工知能・VR・メディアアートなど。趣味は風景撮影。主にTwitterにいます。TwitterBlog

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