日村勇紀&崎山蒼志&かとゆい独占インタビュー 「高校生フォークソングGP」優勝者大会を振り返る 

日村勇紀&崎山蒼志&かとゆい独占インタビュー

 AbemaTV「AbemaSPECIALチャンネル」で8月1日、バラエティー番組『日村がゆく』の人気企画「高校生フォークソングGPグランドチャンピオン大会」が放送された。今回、リアルサウンド テックでは本大会の潜入取材を実施。後半では、大会終了後に行った、MCのバナナマン・日村勇紀へのインタビュー、優勝者への独占メールインタビューを公開する。【記事の最後に、日村勇紀サイン入りチェキのプレゼント企画あり】

 本大会は、「高校生フォークソングGP」の各放送回で優勝した高校生たちが集結し、ナンバー1を決めるというもの。毎回、視聴者の想像をはるかに上回るハイレベルな戦いとなり、回を重ねるごとに反響が大きくなっているが、今回はそのなかでも選りすぐりの才能が、新曲のオリジナルフォークソングを披露。優勝者には番組のエンディングを1カ月担当する権利が与えられる。

 今回出場したのは、第2回チャンピオンの青木たくみ、第3回チャンピオンの崎山蒼志、第4回チャンピオンの有澤百華、第5回チャンピオンのかとゆい。エキシビジョンには、第3回大会に出場したヨシダケント、第4回大会に出場した大久保基学、第5回大会に出場した河井杏寿が登場した。

 審査は出場者と同世代の女子高生、ゲストを含めた10人で行う。ゲスト審査員には番組ではお馴染みとなったスカート・澤部渡、そして“たまたまスケジュールが空いていて、ちょっとこの企画に興味がある方”としてSP審査員・菅田将暉がサプライズ登場した。「こんにちはー」としれっと現れた菅田にスタジオは騒然。日村も「なんでよ! 来ちゃいました?」と驚いたが、それに対して菅田は「大好きで。AbemaTV、これ見たくて初めてダウンロードしました」と返答。スタジオの空気に日村は「すごいな、これは! 女子高生がびびってる。さっきまで死んだ魚みたいな目してたのに、死んだ魚が生き返ったね」と色めき立つ女子高生にツッコミを入れた。

 今回の菅田出演について「逆オファーをいただいた」という番組側の説明に、「初めて自分から出たいって言って。すると、近々グランドチャンピオン大会をやるってことで、『じゃあ、もしよろしければ……』と」と、菅田は出演までの経緯を語った。さらに、収録日翌日から“でっかい映画の撮影”に入るという菅田は、「息吹を感じます」「今日までなんですよ。遊べるの。間に合ってよかったです」とすでに収録を楽しんでいる様子だった。

 一番目に登場したのは、VTR映像にて「音楽とは心の薬」と語る青木たくみ。菅田のサプライズ登場に緊張した様子だったが、演奏に入ると一変、「夏の夜」を落ち着き払った佇まいで披露。付き合っている彼女への溢れる思いを綴った歌詞に、菅田は「ずっと一緒にいると思うよ」とコメントし、澤部も「メロディーとかの間合いがとにかく絶妙で、(流れを変える)ハーモニクスでパン!とやってそこからの流れが」と絶賛。日村も澤部のコメントに乗っかり「そこから弾け飛ぶよね!」とスタジオメンバーを和ませた。

 チャンピオンの中では紅一点の有澤百華は、ほんの些細なことがきっかけで友人関係が壊れてしまったことを歌った「カルタ」を歌唱。澤部は指で弦を押さえずに鳴らす開放弦での演奏を高く評価し、「コードが変わってもずっと鳴ってるんで、一定の感覚になる」とコメント。日村も「この番組見てくれたらいいね」と友人との再びの友好関係にエールを送った。

 次に登場した、かとゆいは、循環する食物連鎖の中にいる我々人間について「誰もが地球であり、地球は自分である」という独自の思想を展開し、自身の空気を作った上で「7を浮かべて」をパフォーマンス。心理遺伝を概念にした夢野久作『ドグラ・マグラ』に恋愛要素を盛り込んだというその楽曲は、普通という日々を恋愛によって崩され、発狂してしまう様子を描いているという。エンターテインメントだと評価する菅田に、澤部も「普通が愛おしくなくなるという着眼点がとにかくシャープ」「投げやりさと繊細さの同居を超えて、典型的なダメ人間に行くっていう楽曲がとにかくいい曲」と絶賛した。

 トリを務める崎山蒼志は、ゲスの極み乙女。・川谷絵音、くるり・岸田繁もSNS上で高く評価し、番組から一人歩きするほどの大きな話題となった人物。ほかの出演者同様、審査員として座る菅田に緊張した面持ちの崎山に、菅田が「Twitterとか調べましたもん。崎山君の最近好きな曲とか聴いてみたり。だから、普通にファンです」と明かすと、崎山は驚いた表情を見せ「ヤバい」と一言つぶやいた。崎山が披露したのは、「夏至」。曲中にも、歓声を上げる審査員一同は、崎山の演奏にお手上げといった状態に。澤部は「どんどんコードが変わっていくんですよ。そのめまぐるしさ、完全に気持ちがいい」「憎いのは、低い方の弦をよく鳴らすんですよ。それがめちゃくちゃかっこいい」と絶賛し、あどけないリアクションも含めかっこいいと日村も評価した。

 審査員と女子高生による投票の結果、なんと、かとゆい、崎山の同票優勝となった。収録前に明治神宮へ一緒に行っていたという仲良しの2人だ。収録を通して、翌日から映画のクランクインとなる菅田も「モノ作り頑張ろうと思いました」とコメントしていた。菅田にも活力を与えた、かとゆいと崎山の2人に、リアルサウンド テックでは大会終了後、独占メールインタビュー。さらには、大会終了後の興奮冷めやらぬ日村にも、優勝者の2人、大会の今後について話を聞いた。

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