「Magic Leap One」発売でARヘッドセット市場の行方は? 海外メディアで「HoloLens」との比較進む

「Magic Leap One」開発者版、販売開始

ARヘッドセット市場の現状

 ARヘッドセット市場はまだ「元年」を迎えていない黎明期にあると言えるのだが、それでも日々動きがある。同市場の先頭を走るHoloLensは、7月27日、最新バージョンにおいて正式に日本語メニューを表示するようになった。

 開発中のARヘッドセットも多数存在する。例えば、Leap Motionが開発中の「North Star」は、100ドル(約11,000円)という破格で販売することを目指している。また、Appleが2020年頃にiPhoneに接続して使うARグラスをリリースする、との噂が以前よりあり、GoogleもARヘッドセットをひそかに開発している、と見ている市場関係者もいる。

 以上のようにARヘッドセット市場は、「元年」に向けて関係企業が着々と布石を打っている。そして、同市場の夜明けはAppleがARグラスをリリースする2020年頃、というのが大方が予想しているところだ。こうした予想が正しければ、ちょうど2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは、ARヘッドセットを活用したスポーツコンテンツが楽しめることになるだろう。

トップ画像出典:Magic Leap One 公式サイトより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。
Twitter:@kohkiyoshi

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