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「HUAWEI MediPad M5」レビュー “大きなスマホ”感は否めないが、エンタメ機能が抜群

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 映画鑑賞やウェブブラウジング、撮影した写真の鑑賞などは、スマートフォンより大きな画面で楽しみたいもの。タブレット市場が縮小しつつあるなかで、ファーウェイ・ジャパンがそんな希望を満たす、ちょうどいいサイズのAndroidタブレット「MediaPad M5(以下:M5)」を投入しました。

 ファーウェイ・ジャパンは日本のタブレット市場のシェア1位を誇り、価格と性能バランスの均衡が優れているなど、大きな支持を得ています。そんなファーウェイ・ジャパンが投入した「M5」は当然、Appleの「iPad(2018)」と競合しますが、端的に言うと 「M5」はクリエイティブ向けのタブレットではなく、エンターテイメント性に重点を置いているタブレットだといえます。

片手でギリギリ持てる8.4インチタブレット

 「M5」は「MediaPad M3(以下:M3)」の後継モデルで、外観はどちらも似たり寄ったり。重量は「M3」よりも10g重い約320g、横幅は「M3」よりも0.6mm広い、124.88mm。ディスプレイサイズは8.4インチ(2,560×1,600ドット)のIPS液晶を採用しています。インターフェースは「M5」はイヤホンジャックを排除し、端子形式をmicro USBからUSB Type-Cに変更しています。

 8.4インチはギリギリ片手でホールドできるサイズ。タブレットとしては絶妙な大きさで、外出先でグーグルマップの閲覧や飲食店の検索など、多くの場面でちょうどいいと思えるサイズ感でしょう。

USB Type-Cに対応した

 USB Type-Cの対応は最新のタブレットであれば当然、採用すべきもの。また、約1.9時間でフル充電、スマート省電力アルゴリズムにより約11時間の動画再生を可能にするなどロングライフを実現しています。なお、バッテリー容量は5100mAhです。

性能はハイエンドスマホには一歩及ばず

 「M5」には、Kirin 960のオクタコアプロセッサを搭載しています。これは「HUAWEI P10」と同等のもので、約1年半前のフラグシップに値する性能になり、今のハイエンドスマートフォンに積まれているようなプロセッサと比べたら一性能は歩及ばず。とはいえ、世の中に出ているAndroidタブレットの中ではKirin 960の処理性能は上位に位置しています。映画や音楽、グーグルマップ、ブラウジングなどごく一般的な動作で、処理がもたつくような場面はありませんでした。

 ベンチマークテストではAnTutu benchmarkが172,575点、Geekbenchがシングルコアスコアで1893点、マルチコアスコアで6110点。数値だけでいえば、約2年前のフラグシップモデルに値する性能です。

得意分野は映画や音楽のエンタメコンテンツ

 「M5」の得意分野はなんといっても、映画や音楽などのエンターテイメントコンテンツ。高解像度な2,560×1,600ドットのディスプレイに加えて、HAUWEIの画像調整アルゴリズムClariVuにより、映像がより綺麗に映える仕様です。事実、Netflixをはじめとした各種ストリーミングサービスでも、ClariVuによる補正で美しくなっています。

 加えて、harman / kardonのデュアルステレオスピーカーを搭載しており、パワーアンプと独立することでリッチなサウンドを実現しているとのこと。またHUAWEI独自のサラウンド技術・Histenが豊かで重なりと深みのある音を再現。前モデル「M3」と比べて最大音量が大きくなったほか、低音も強くなった印象を受けました。映像視聴時の臨場感も「M3」と比べて大きく向上しているのは、視聴体験は音響面と画面占有率83%による没入感など多方面からアプローチがかけられているからでしょう。

“大きいスマホ”感は拭いきれない

UIを最適化するには再起動する必要がある

 全体的な満足度は非常に高く、エンターテイメントコンテンツに強いタブレットなため、映画と言わず、YouTubeなど動画共有サイトの視聴でもその真価を発揮することができるでしょう。ただし、ひとつ残念な点を述べるとしたら、それは“画面サイズが大きくなったスマートフォン”感が拭いきれないということ。これはHUAWEIの問題というより、Google Androidがタブレットに対して高いモチベーションを持っていない、ということが関係しています。デフォルトではブラウジングはもちろん、Google GmailやYouTubeもタブレット向けにレイアウトされておらず、このあたりはApple iPadのほうが機能的に使いやすいUIでした。

 ここで引っかかるのは「デフォルトでは」という部分。すべてのアプリではありませんが、「M5」の画面サイズや文字サイズを小さくすることで、アプリもタブレット向けのUIに変更されるようになっています。設計としては非常に不親切といわざるを得ず、気づけないユーザーも多いことでしょう。

      

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