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国内ドラマ充実の動画配信サービス「Paravi」 テレ東×TBSの強みはどう生かされる?

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 海外の動画配信サービスも一通り上陸し、国内でも有力サービスは出揃ったかと思われていたが、今年4月、テレビ局が中心となって新しいサービスを投下した。その名も「Pravi(パラビ)」。運営するのは、テレビ東京ホールディングス、東京放送ホールディングス、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、日本経済新聞社、WOWOWの6社だ。その特徴をまとめてみよう。

 テレビ東京、TBSとテレビ局2社が名を連ねていることもあり、サービス開始まえからコンテンツの充実に期待がかかっていたが、まずは「国内ドラマ」のラインナップが、他サービスに対する優位点になりそうだ。Praviは「国内最大級のドラマアーカイブ」を謳うだけあり、近年の大ヒット作である『アンナチュラル』や『逃げるは恥だが役に立つ』(ともにTBS系)をはじめ、多くの人気作品を配信。サービス開始時点で全体で8000本以上の作品を配信していたが、うち国内ドラマだけでも約600作品を用意しており、TBSやテレビ東京だけでなく、WOWOWのドラマも見放題というのは、なかなかのインパクトだ。

 まだ関連各社のすべてのドラマが出揃っているわけではないが、権利処理が済んだ作品から、随時配信されていくのだという。後述するが、ドラマについてはオリジナル作品の配信にも力が割かれそうで、海外サービスに見られるような、大ヒットドラマのスピンオフ作品なども、今後期待できるかもしれない。

話題を呼んだ『SICK’S 恕乃抄』と「ピンチョス配信」

 いまや動画配信サービスは、既存の人気コンテンツをならべるだけではユーザーを獲得できない。各社、他では観られないオリジナル作品に力を入れているなかで、Paraviはサービスの開始と同時に、人気ドラマ『ケイゾク』『SPEC』に連なるシリーズの最新作となる、『SICK’S 恕乃抄』を配信した。木村文乃&松田翔太の実力はキャストの起用に加えて、話題を呼んだのは「ピンチョス配信」という独自の配信スタイルだ。

 ピンチョス配信とは、毎日1〜2分の短編シーンを配信し、1ヶ月かけて1話が完結、そこで完全パッケージ版が公開される、という配信方式だ。日々、移動中でもスマートフォンで気軽にチェックすることができ、『SICK’S 恕乃抄』の公式サイトで、木村文乃が「週刊のマンガ雑誌で少しずつ読んで、その後の単行本を楽しみにする感覚」と話していたことが明かされた。現状、視聴者からはネガティブな意見も寄せられているが、この配信方式を前提とした作品を追求していくと、新たなドラマの形が生まれるかもしれない。1話を細分化することにより、パラレルなストーリー展開など、仕掛けが作りやすくなる面もありそうだ。

 また、Paraviの特徴的な取り組みとして、テキストメディアである「PlusParavi」を並行して運営していることが挙げられる。配信中の作品に関する記事が並び、出演者や脚本家のインタビュー、舞台挨拶の様子などがレポートされているので、配信ラインナップを確認し、好きな作品が多い人には、楽しみ方の幅を広げてくれるサービスになるだろう。

      

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