『ダークソウル』から振り返る「死にゲー」クロニクル ゲーマーを惹きつけてやまない魅力とは?

『ダークソウル』から振り返る「死にゲー」

未来へと受け継がれる死にゲーの遺伝子

 日本に家庭用ゲームの世界をもたらしたファミリーコンピュータが登場した1893年、当時のゲームは、難易度の高いゲームが面白い(やり甲斐のある)と認識される場面が少なからずあった。そして時が流れ2018年、難易度調整を手放した問題作を〇ソゲーと揶揄する風潮はあったものの、冒頭で述べた『DARK SOULS』シリーズや『仁王』、海外スタジオが作り上げた『The Surge』など、死にゲーの要素は脈々と受け継がれている。

 ゲーム市場はモバイルアプリ中心に変容しているが、アメとムチを上手く使い分ける死にゲーは、今後も多くのゲーマーを魅了することだろう。難しいゲームをあまり遊んだことがなくても臆することはない。大きな達成感と充実感が潜む死にゲーの世界に、思い切り飛び込んでみてはいかがだろうか。

■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter:@yuki_365bit

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる