『PUBG』で意外に重要な「衣装」という要素 その役割と入手方法を解説!

「PUBG」衣装の重要性

 近年で流行しているバトルロワイヤル系ゲームの先駆けとして、すでに一定の地位を確立した『PLAYERUKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下PUBG)。5月16日には日本でもモバイル版の配信が開始され、カジュアルユーザー層を中心に再び話題を呼び始めている。

 立ち回りのコツや武器の種類/特性など、初級者が押さえておくべきポイントは多いが、実際にプレイしてみると、ゲーム内アイテムを消費して入手する「衣装」(スキン)にも目が向くことだろう。そこで今回は、PUBG内における衣装の重要性や入手法を簡単に解説しよう。

マップに合わせた衣装選びが欠かせない

 PUBGにおける「衣装」は、単にキャラクターの外見を変更するだけのアイテムではない。時には、勝利の可能性が身にまとっている衣装に左右されることもある。

 例えば、初心者が最初に降り立つであろうノーマルマップ「Erangel」では、全身のカラーリングを黒やグレーに統一するだけで、市街戦が中心となるフィールド上の環境に溶け込みやすくなる。一方で、荒野が広がる「Miramar」はベージュ、もしくはカーキに揃えると敵に捕捉される危険性が下がる。

 外見が変わってもゲーム内数値パラメーターに影響を及ぼすことはないが、周囲の環境に溶け込む効果的な衣装を選択することは、意外なほど有効な戦術の1つなのだ。

衣装が手に入る特徴的な2つの手段

 PUBGで衣装を手に入れる方法は「クレート」と「Steam market」の2種類。まずは一般的な手段である前者から解説しよう。

 クレートは試合ごとの獲得BPを消費して開けるランダムボックスで、中身は衣装アイテムや銃器スキンがラインナップされている。

 クレートには、無料で開けられる「ワンダラークレート」や「バイカークレート」に加え、専用のカギで開ける「フィーバークレート」などがある。このクレート自体は無料だが、開けるのに有料アイテムが必要な場合も多い。またクレートは交換時の消費BPは、回数ごとに上昇する。『PUBG MOBILE』でもこの仕様は受け継がれており、衣装が排出される「ウィークリークレート」は中身の確認に240円分の有料通貨が必須となる。

 一方で幾つか問題点があるのも事実だ。例えばBP消費で貰えるランダムクレートの中には、カギのかかったクレートが当たる場合もある。しかし課金に抵抗のあるユーザーはカギを買いたがらないので、必然的に開けられないクレートが積み重なっていく。消費BPの安さがランダムクレートの存在意義であるが、望まない課金必須のクレート排出は改善要求の声も上がっている。

取引価格は10万円! 衣装の市場価値は

 さて、後者のSteam marketは、Valve社が提供するゲーム関連コンテンツのマーケットプレイスだ。ユーザー同士によるゲーム内アイテムの取引が行える場所で、PUBGカテゴリーでは先ほどのクレートやカギ、そして衣装アイテム類が出品されている。中でも限定バンダナやフード付レザートレンチコートがバンドル済みの「 PLAYERUKNOWN SET」は非常に高額で、日本円にして常時10万円前後で取引されている。初級者はチェックしなくても全く問題ないが、ゲーム内でどんな衣装が重宝されたり、あるいはプレミアムなものになっているのか、知っておくとPUBGをより深く楽しめるに違いない。

 他にも「IVORY SHCOOL UNIFORM SET 」が高額衣装としてポピュラーで、値段が高騰した原因は「現時点では購入以外手に入れる手段がない」ことが挙げられる。2018年に入り、Epic Gamesの『Fortnite』と競うもユーザー数がやや減少したPUBGだが、Steam marketの出品状況を見る限り、衣装や各種スキンは市場価値が高いままのようだ。

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