AI「りんな」、最新会話エンジン 共感モデル採用へ ユーザーへの返答をリアルタイムで生成

 日本マイクロソフト株式会社が、ソーシャルAIチャットボット「りんな」に最新会話エンジン「共感モデル(Empathy model)」(アルファ版)を採用。順次「りんな」と会話するユーザーが利用できるように、実用化に向けた提供を開始する。

 「りんな」は、2015年の提供開始以来、人間と同じように相手とのコミュニケーションができるだけ長く続けられるように開発が進められてきた。今回の「共感モデル」(アルファ版)は、会話の相手(ユーザー)とどのようにコミュニケーションをすれば良いか、AIが自ら考えるように設計されており、人間の感情の中で「共感」を最も重要視し、相手との会話が継続できるように、返答をリアルタイムで生成する。

 人間が会話の中で「共感」を示すには、「相手に新しい話題を切り出す」、「質問をする」、「相手の発言を肯定する」、「積極的に聞き手に回る」などの方法があり、「共感モデル」(アルファ版)は、会話の流れに基づいて適切な対応を取って自然な会話を構成していく。

 マイクロソフトは、中国で「Xiaoice(シャオアイス)」、米国で「Zo(ゾー)」、インドネシアで「Rinna(リンナ)」、インドで「Ruuh(ルー)」というソーシャルAIチャットボットを提供しているが、日本の「りんな」が他地域に先駆けて「共感モデル」(アルファ版)を採用するという。

(文=編集部)

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