平沢進の記事一覧

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偉大なるテクノ・ポッパー、P-MODELの開祖……。シンセ教室の講師も務めていたテクノ少年たちのヒーロー……。その正体である、いつも顔がマジな必殺仕事人こと平沢進は89年にソロ活動をスタートさせる。
コンセプチュアルなアルバム作品を積極的に発表し、さまざまな最新鋭機材を駆使しながら観客の反応次第で進行を多様に変化させる"インタラクティヴ・ライヴ"を提示。近年は、ゲーム/アニメ/テーマパークのサントラも手掛け、マジカル平沢パワーを鮮烈に放射している。自身の勇ましい歌唱と壮大なオーケストレーションが生み出す神秘に満ちた音響は、まさにドルビー・サラウンド要らず。海溝並みに深い隠喩を含んだ詩作も彼の持ち味と言えるだろう。平沢の作品は常に難解なテーマが暗示されており、困難なロールプレイング・ゲームを解き明かすかのようだ。
レコード会社との契約を全て破棄して、MP3に命懸けてます。