伍代夏子の記事一覧

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妖艶な和服姿と澄みきった美声で熱唱につぐ熱唱を繰り広げ、演歌界の女王として安定した人気を誇る伍代夏子。昭和62年にシングル「戻り川」でデビューし、35万枚を売り上げるロング・セラーを記録した。それは、一般家庭にレコード1枚1枚を売り歩いたという、地道で涙ぐましいキャンペーン活動を乗り越えてきた成果であった。その後、明日への希望を綴った「忍ぶ雨」(平成2年)、女の淋しさを描く「恋挽歌」(平成3年)、故郷の母を想う「雪中花」(平成4年)などを立て続けにヒットさせ、紅白歌合戦出場や全日本有線大賞受賞などを果たした。また、冷凍食品のCMで「カートーキッチャン、カトキッチャン」と軽やかに唄う彼女の姿は、平素とはまた違った「おきゃんで親しみやすい」一面を印象づけた。そして、最近では演歌だけでなくポップスにも挑戦するなど、新境地を開拓。——平成11年12月には俳優の杉良太郎と入籍し、女性として、歌手としての魅力に一層の磨きをかけている。